コンビニの店長 作:えり
「ありがとうございました!!」
わたしは大きな声で元気よく、来店されたお客様に挨拶をしていた。
わたしこと、藤森かえではコンビニでバイトをしている元気でピチピチな22歳です。
高校卒業して初めて勤めた会社はまさかのブラックで、3か月で辞めてしまいました。それ以降ずっと引きこもっていたのだけれど、たまたま入ったコンビニの店員さんの接客が良くてこの人の所で働きたいと思い、アルバイトに応募しました。
その時のレジ対応していたのは店長の奥様の影井あきなさん。
心からの笑顔で、何でもない買い物をしただけなのに、こんなに接客で感激したのは生まれて初めての経験だった。
今でもわたしはこの夫婦の大ファンなのだ。
「お疲れ藤森ちゃん」
バックヤードから呼ばれ振り向けば、そこにはあきなさんの旦那さんで、影井壮太さんがいた。
手にはスポーツドリンクを持っている。
「ほら、もう暑いから水分補給していかないと倒れちゃうよ」
「はい!ありがとうです!!」
「おじさんにその元気わけてもらいたいよー」
「大丈夫ですよ店長は、まだ若い若い!」
「いや、20以上離れてるからねー。もうガタが来てるのよ…」
はい、としょんぼりげに渡されたドリンクを頂き、さっそく乾いていた喉を潤した。
「頼りにしてるよ~。」
「はい!!」
でもわたしはひとつだけ、このお店に勤め始めて後悔していることがある。
それは、壮太さんのこと。
わたしはあきなさんと働きたいと思いこのお店に入ったのだけど、いつの間にか壮太さんのことが好きになっちゃってました。
でも、間もなくしてあきなさんは体調が悪くなってしまって出勤しなくなったのです。
「あきなさんは大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ。
「そうだったんですねー。‥‥いいなぁあきなさん」
「ん?」
「いや、店長の奥さんって羨ましいなぁって‥‥‥いえ!!なんでもないです!!!」
わたしは本人を目の前にして何を言ってるんだ!?
慌ててわたしは否定して、その場をごまかそうと頭をフル回転させる。
しかしあたふたしていれば、店長から笑って話をしてきた。
「可愛いね。藤森ちゃんの旦那になる人は羨ましいよ。毎日が楽しいんだろうなって」
「え」
「はは。なんてね。」
わたしは一気に全身の熱が上がった。
楽しませるよ?毎日おいしいご飯作って、笑顔満載な毎日だよ!
と主張したかったけど、あきなさんを好きなわたしは何も言えなかったんだ。
「あ、そうだ。良いものあげる」
「え?」
「映画館の無料チケット。実は先週知り合いからもらってさ」
「だから毎日頑張る藤森ちゃんにあげるよ」
「‥‥‥」
こここ、これは‥ペアチケット!!
まさかまさか、頑張るわたしにご褒美として一緒に行ってくれるの!?
え、待って待って、心の準備が‥‥‥。
「彼氏と行っておいでー」
あぁ。これは本物の天然様だわ。
わたしの気持ちなんか知らないで、にっこり笑顔でそう言うんだから、ほんとうに私に何の興味も無いんだとう証でもあるよね。
それでもわたしはまだ、すべてを諦めたくはなかった。
受け取ったチケットの目の前の壮太さんに差し出した。
壮太さんのきょとん顔はものすごく破壊力のある可愛さ。
目を丸くして驚いているんだ。
「わたし‥‥彼氏なんか‥‥‥。壮太さんと行きたいです」
「へ?」
「ご褒美。バイト頑張るわたしと、毎日頑張ってる店長と、一緒に受け取るべきです」
こんなの屁理屈すぎた‥‥よね。
それでもわたしは映画を観に行くなら壮太さんがいい。
「わかったよ。じゃぁ来週でもいいか?」
「いいんですか!?」
「はは。気遣ってくれてありがとう。お礼になにかおごるよ」
「わーい!」
わたしは言ってみるもんだな、と感じていた。
憧れの、好きな人とのデート。
胸の鼓動がドクドクと早く鳴る感じが抜けずに、約束の時間までさらに元気よく接客していたんだ。
ついに、時間が来た。
1週間ずっと胸の鼓動が収まる気配がなかった。
その日もバイトだったのでダッシュで帰宅して用意して、気付けば待ち合わせ時間の5分前だった。
待ち合わせ場所に行くと、すでに車で壮太さんは待ってくれていた。
「お、きたかー藤森ちゃん」
「ここ、こんばんは!」
壮太さんは助手席のドアを開けてくれた。
中に入って見れば、いつにも増してかっこよくわたしの目には映る。
お店でもラフな格好ではあるけど、今のオフの感じはよりかっこよさを増してやばい。
「ん?どうした?」
「いえ!きらきらって!なんでもないデス!!」
「‥‥っはは!!あははっ!!」
「え!!??」
「いや、だって、藤森ちゃんガッチガチになってるからさ!さて、からかうのは止めて、少し離れてる隣町の映画館に行こうか」
「?少し先ですね‥」
「ドライブ、昔に好きだって言ってたろ?」
覚えててくれたんだ、壮太さん。
あれはかなり昔だ。何気ない言葉なのに、覚えててくれたんだ‥‥‥。
映画館までの道のりは、車で約40分ほど。
その間私たちは、お店で話す内容とはかなり違くて、子供の頃の話とかをしていた。
もっと‥‥壮太さんの事を知りたいな。
だめだ。どんどんと欲が出てくる。
映画館を見て、気付いたらもう帰りの車の中。楽しすぎて時間が過ぎるのが早すぎる。
そしてもうすぐお別れの時‥‥‥。
ダメなのはわかってる。でも気持だけはちゃんと伝えたい。あきなさんに悪いとは思っても壮太さんに私の気持ちを知って欲しい。帰りの車の中でずっとそう考えていた。
言うなら今だ。
「壮太さん‥‥」
「ん?」
「車、ここで停めてください」
「あぁ」
海が見える。
車から降りたわたし、「寒い」とおじさん発言してる壮太さんは、車の中でなにかゴソゴソしている。そして、車のハンドルに身を乗せてわたしの方を見てくれていた。
「壮太さん。私じゃ‥ダメでしょうか」
「わたしは壮太さんのことが誰よりも好きなんです。結婚してても‥大好きなあきなさんの旦那さんでも、あたし‥‥ずっとずっと壮太さんのこと‥‥が‥‥‥好き」
助手席の窓が開き、
「なに??」
わたしってばフライングした‥‥。
外から言っても聴こえるはずがない。
やばい。恥ずかしくて死んでしまいたい。
わたしは気を取り直して、車の席に座り込んだ。
「シートベルトしないと」
壮太さんはそう言うと、わたしの身体の方に身を乗り出してくる。
すると、わたしの唇は壮太さんに奪われた。
「‥‥‥」
「‥‥ごめんね。ありがとう」
「きき、聴こえて‥‥」
「俺も、君のことが好きだよ」
いきなりの予想外な返答に、わたしは固まった。
「実はさ、あきなとはもうかなり前に離婚していたんだ。体調悪いというのもお互いケンカばっかりだったからさ。仕事のことがあったから今までズルズルと一緒に生活していたんだけど、でももう先週出ていったんだよ‥‥」
わたしは心臓がドキドキして死んでしまいそうだった。
でもしっかり話を聴かないと。だめだ。
「離婚したばかりですぐに女性を誘うなんて都合よく思われるかな。でもどうしても君を誘いたくて」
「だからあのチケットを渡すときは緊張したんだ。もし彼氏いたらどうしようって。でも君は‥‥俺を選んでくれた。」
「‥‥壮太さんっ」
それからは何度も、何度も、舌を絡ませるキスをした。
「んっ、‥む」
わたしはこんなに気持ちいいキスは初めて。
一人しか経験が無かったから、下の股がジンジンする感覚にドキドキした。
やんわりと胸に手をあてる壮太さん。
ふにっともまれて、反対の手でかんたんにブラを外された。
ちゅ、と首筋にキスを流されて、鎖骨を指でなぞってわたしを見つめながら手は服の中に入ってきた。
尖ったわたしの胸の尖端をカリっと爪ではじかれれば、いやらしい気持ちに支配される。
「そ‥‥たさん‥‥‥っ」
「いやらしい表情してるね。可愛いよ」
じゅるっと水音響かせて、ちぅちぅと吸われれば、壮太さんを掴むわたしの手に力が入っては抜けてを繰り返している。
あっという間に火照らされたわたしの身体は、壮太さんを求めた。
だから壮太さんのおっきいのに手を当てれば、壮太さんの身体もビクッと反応する。
「そう、たさん‥‥‥」
熱で涙目になりながら訴えれば、車のダッシュボードからコンドームを出して装着しながらわたしにキスをしてくれる。
「いれるよ」
「ん‥‥」
壮太さんは時折「大丈夫?」と言いながら感じながらわたしを見つめてくる。
気持ちいいと顔が、表情が言ってくれている。
わたしで感じてくれてるんだ。
こんな満たされるセックスなんて経験したことない。
わたしたちは、この誰もいない広い海の側で、幸せで満たされた時間を過ごしたのだった。
そして数年後、私は店長の奥さんとして一緒に働いていた。
でも今度は奥さん権限で若い女性は雇わないようにだけ徹底しました。
壮太さんを盗られたくないからね。
むふふな画像
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