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スワップパーティ 作:ひよ
夫と結婚してから二十年が経ちました。
私は首都圏で会社員をしている四十代後半の女性で、最近息子たちが家を離れて少し生活にゆとりができました。
でも、ある悩みがあるのです。
それは、夫に求められすぎることです。
もちろん、夫のことは愛しています。
でも、毎晩のように求められると私は疲れ果ててしまいます。
四十代後半になっても衰えを知らない夫の性欲には驚かされます。
夫が特別なのでしょうか。それとも、男性って全員こうなのでしょうか?
贅沢な悩みであることは自覚していますが、私が誘いを断る度に夫との心の距離が広まっていく気がしています。
いつも夫から謝られ、私も「いえ、こっちこそごめんなさい」と謝ります。
最近は本当にこのままで良いのかな?と思ってしまうようになりました。
夫に愛されている実感はありますが、私はもう若くありません。
断ると夫に悪いけど、断り続けたら嫌われてしまうかもしれない。
そんな考えの板挟みになり、私は悩み続ける鬱々とした日々を送っていました。
夫が信じられない言葉を呟いた、あの日までは。
「紀子、一緒にスワッピングの集まりに出てみないか?」
私は耳を疑いました。
夫の口からまさかそんな言葉が出てくるなんて思いもしませんでした。
「……冗談でしょ?」
「本気だよ」
「どうして?」
と私が尋ねると夫はこう答えました。
「夫婦生活もマンネリ気味だし、刺激が欲しいんだ」
「本当にそれだけ?」
「ああ。それにスワッピングだとお互いが新鮮味を感じられるだろ?」
「……そんな、リスクがありすぎるわ。だいいち、これって浮気じゃないの?」
夫は少し黙った後、口を開きました。
「そこら辺は意見が別れるだろうが、俺は大丈夫だと思ってるよ。それに、お前より好きになれる人なんていない」
「……そうかもね」
「じゃあ決まりだな。早速、知り合いに連絡しておくよ」
そう言って夫はスマホを手に取りました。
「ちょっと待って!」
私は思わず大きな声を出してしまいました。
「ん?」
「その、スワッピングの相手ってどうやって決めるの?」
私は不安でした。
もし苦手なタイプの人だったらどうしようと不安なのです。
「それは安心してくれ。スワッピングの前に顔を合わせられるから。そんなに不安そうな顔しないでくれよ、大丈夫だから」
そうは言われたものの、私は不安で仕方ありませんでした。
その集まりは一週間後に開催される、との事でした。
そこで、私は仕事が休みの日に友人の晶子をカフェに呼んで相談することにしました。
「スワッピング?ええ、私もやったことあるわよ」
晶子はあっけらかんと答えました。
「えっ……そうなの?」
「いまどき、そんなに珍しい事じゃないわ。あの恵美もしてたし」
私はすごく驚きました。
恵美は私たちの同級生で、大人しく堅実な専業主婦なのでスワッピングには縁のなさそうな人物だったからです。
「あの子、堅物そうなのに意外でしょ」
「ええ。本当にそうね」
「だから、紀子も恥じることないわよ。気分転換って事で楽しんできて」
彼女にそう言われても、何か腑に落ちない気持ちは残りました。
皆やっているなら、それに愛する夫のためなら……。
私はその集まりに参加することを決めました。
約束の日、私は夫に連れられてある会場にやって来ました。
そこは都内のホテルのホールを貸し切りにした会場で、私たちと同じような夫婦が大来ていました。
私たちと同じくらいの年代の方や、もっとお年を召した方等……
年代は様々でしたが、皆さん若々しい印象で私はがちがちに緊張してしまいました。
「そんなに緊張するなよ。すぐに慣れるから」
そう言って夫は私の肩を優しく抱いてくれました。
なんだか、この集まりに行くことが決まってから夫は優しくなった気がします。
こんなに大切にされている感じは久しぶりです。
「……ありがとう」
私は夫にお礼を言いました。
「よし、じゃあ行こうか」
そう言って夫は私に微笑み、リードして歩き出しました。
夫は早速近くにいたご夫婦に声をかけて、意気投合していました。
夫が奥さんであろう女性と楽しそうに話しているのが見えて、私は胸が締め付けられました。
旦那であろう男性と雑談をしましたが、正直内容が全く頭に入ってきません。
彼には失礼ですが、夫が私以外の女性と意気投合しているのがショックで仕方ありませんでした。
その後も、私の気持ちは沈む一方。
彼と楽しい会話なんて出来ず、ただ曖昧に相槌を打つだけでした。
少しして、私はショッキングな光景を目にしてしまいます。
なんと夫が彼女の肩に手を回しているのです。
涙が溢れてきて、私は彼に謝って逃げるように会場を抜け出しました。
(やっぱり来るんじゃなかったわ)
止まらない涙を拭っていると、夫の声がしました。
「紀子、ごめん。お前の為を思って連れてきたんだが……酷い思いをさせてしまったな」
「私のためってどういうこと?」
「刺激になると思ったんだ。お互いがお互いのスワッピング相手に嫉妬して、もっと想いあえると思ったんだ。でも、かわいそうなことをしてしまった。本当にごめん」
そう言うと、夫は私のことを強く抱き締めました。
過ちがあったとはいえ、夫が私の事をこんなにも想っていてくれたなんて……
私の胸は嬉しさで一杯になりました。
「……ううん、いいの。私こそ、ごめんなさい」
「いいんだ。じゃあ……帰ろうか」
「うん…」
夫は私の手を握りました。
そして私たちは手を繋ぎながら会場を後にしたのでした。
車に乗った私達はお互いが愛おしくて仕方なくなって、深くキスをしました。
私は夫とのキスがこんなに気持ちいいものだったなんて、すっかり忘れていました。
そのまま私たちはラブホテルの一室に入りました。
「紀子、今日のお前はいつもより綺麗に見えるよ」
「もう!早くっ…」
私たちは再度深く口付けをしました。私たちは一時間近くお互いの唇を貪りあいました。
もう、お互いを想い合う気持ちに歯止めが効かなくなっていたのです。
服を脱がされると、私は久しぶりに夫に裸体を晒しました。
夫は私の裸体を舐め回すように見つめて、嬉しそうにしています。
そんな夫を見ていると、私も恥ずかしくなってしまいました。
「やだ、そんなに見ないで」
私は恥ずかしくて胸を手で隠しました。すると夫は私の腕を優しく握って離しました。
そしてそのままベッドに押し倒されると、彼は私の耳元に顔を近づけてこう囁きました。
「紀子……綺麗だよ」
その一言で、私はもう何も抵抗できなくなっていました。
もうどうなってもいいとさえ思ってしまったのです。
「あなた……」
私たちは再び唇を重ねました。私は彼の背中に手を回して、強く抱き締めます。
そのまま彼は私の胸を触り始めました。
「あんっ……」
久しぶりの感覚に私は思わず声を漏らしてしまいました。
すると夫は私の乳首を舌で転がし始めました。
舌の感触に身体がびくんと反応してしまいます。
同時に彼の手は私の下半身へと伸びてきて、既に濡れてしまっているそこを撫で回しました。
夫の指が動く度にクチュクチュという音が聞こえてきます。
「ああんっ……あなた、私もう……」
私がそう言うと夫は優しく微笑んで、私の下着を脱がせました。
もう限界だった私は、自分から股を開きました。
「お願い……早く入れて」
夫も我慢出来ないようでした。彼は自分のモノを取り出すと、それを私の秘部に押し当てました。そしてゆっくりと挿入していきます。
久しぶりの感覚でしたが、夫のものはすぐに奥まで入りました。
「あなたぁ……ああんっ、あっ!」
私は久しぶりの感覚に頭が真っ白になってしまいました。
夫が腰を動かす度に甘い刺激が身体中に広がりました。
私は無意識のうちに自分から腰を動かしていました。
「あんっ、あなた……気持ちいい」
あまりの気持ちよさに、思わず口から言葉が漏れてしまいました。
すると夫はさらに激しく動き始めます。
肌が激しくぶつかり合う音が部屋に響き渡りました。
「ああんっ、はあっ……」
もう何も考えられませんでした。ただただ快楽に身を任せるだけです。
夫の動きに合わせて私の胸も大きく揺れています。
そんな光景を見て夫の興奮度はさらに高まっていったようで、より一層動かすスピードを上げました。
「あぁん……私もう……」
私は絶頂に達しようとしていました。
夫は、最後に深く突き上げてきました。そしてそれと同時に私の膣内に大量の液体が放たれました。
私はビクビクと身体を震わせながらそれを受け止めました。
その後私たちは裸のまま抱き合い、何度も唇を重ね合わせました。
「愛してるわ……」
私がそう呟くと、夫は優しい笑顔で微笑み返してくれました。
あれから数ヶ月が経ちました。
私と夫の仲は以前とは比べ物にならないほど親密になっていました。
夫を愛していると心から言えるのです。
夫が私のことを想ってくれていると実感できたのが大きな理由だと思います。
以前の私なら不安に思っていたことも気にならなくなりました。
お互いのことを求める日が多くなって、新婚の頃のような気分です。
この幸せが壊れませんように、と思いながら今日も私は夫の隣に寄り添っています。
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