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僕の恋人は誘拐犯【官能レベル】★★★☆☆

官能小説

僕の恋人は誘拐犯  作:セラ

YouTubeはマイルドな表現になっています

大きなお屋敷にはお手伝いさんがつきもの。

 沙原令次は大手銀行頭取の息子で佐原財閥の跡継ぎ。現在25歳になった令次に、そろそろ結婚してほしいと両親からは言われているが、周りの女性はみんな令次のお金目当てで寄ってくる事が多く本気の恋をしていなかった。

 父と母を見ていると幸せそうでいつまでたっても恋人同士のよう。小さい頃から愛されてきた令次は穏やかな性格で思い込むと一途だが、まだそんな想いを抱ける女性に出会っていなかった。

 そんなある日だった。

 令次の家に新しいお手伝いさんがやって来た。月原メイという地味な感じの女性で髪はボブ。大きなメガネをかけている30代前半の女性だ。体形はスラっとした長身で170cmはある。事情があり住み込みでお手伝いの仕事をすることになったメイは、調理担当になりメイの作る料理はとても美味しくて特に和食は料理人顔負けなくらいだ。

 そんなメイを令次は意識するようになったが、話しかける機会が中々無かった。

 自分には興味がないのか…とあきらめようとした令次だったが、どうしてもメイの事が頭から離れない。遠くで見ているメイは地味だがとても魅力的で息を呑みたくなる。なぜかメイのことが気になる。どこか懐かしい気持ちになる。

 ダメだ…抑えられない…。

 そんな気持ちが膨らみ令次はとうとうメイを待ち伏せした。

 お手伝いの仕事が終わるのは22時。それからお風呂に入って就寝する。

 沙原家のお風呂は広くちょっとした銭湯のようで、住み込みのお手伝いは入浴の時間が至福の一時だとも言っている。

 現在住み込みでお手伝いの仕事をしているのはメイともう一人60代になる女性のみ。メイは一番最後に入浴しているためいつも23時くらいにお風呂に来ている。

 令次はメイがお風呂に入って出てくるところを待ち伏せしていた。

 深夜0時近く沙原家は全員就寝していて静かだ。

 お手伝いの部屋は沙原家の離れにある。1階の廊下から通路を通って離れへ戻るメイ。その後ろを気づかれないように令次はそっと後ろをついて行った。

 お風呂上がりのメイは普段結っている髪を下ろして色っぽく見えた。大きなメガネは変わらないが肌もツヤツヤしている。

 

 ドアノブに手をかけてメイが部屋の中に入った。そしてドアを閉めようとしたとき、グイっと強い力でドアが開かれた。

 驚いたメイの視界に飛び込んできたのは令次の姿だった。

 何故ここにいるの? そう聞きたいメイだったが声にならない。

「メイさん…」

 言葉よりも先に令次はギュッとメイを抱きしめた。

 何故抱きしめられるのか分からずメイはただ驚くばかりだった。しかし、抱きしめてくれる令次の腕の中がとても心地よくて、突き放すことはできなかった。

 ギュッと抱きしめたまま令次はメイの前髪をかき上げてそっとメガネを外した。

 メガネを外したメイは胸がキュンとなるほど魅力的な顔をしていた。メガネで隠されている目は綺麗な切れ長の目で瞳が青い。彫が深い目鼻立ちにプルっとした唇を見ていると外国人の様に見えるがツヤツヤの黒髪は純粋な日本人と同じ。

「綺麗な顔をしているね…」どこか懐かしさを感じる。

 そう言った令次はそっとメイの唇にキスをした。

 プルっとした唇はとても柔らかく重なっただけでも気持ちよく、離れたくなくなる。ついばむようなキスを繰り返しながら、どんどん激しいキスを繰り返してゆく令次。ちょっと抵抗するようにメイは令次の腕のギュッとしがみついて弱弱しい力で突き放そうとした。

 メイの唇を味わうように歯列を割って口の中へ入ってきた令次の舌が激しく絡んできて、メイの力が抜けて行った。

 キスを繰り返しながらそっとベッドにメイを押し倒した令次。

 恥ずかしそうに目を伏せているメイを見ながら、そっと首筋へと唇を這わせてゆく…。スベスベしているメイの首筋はお風呂上がりの良いにおいがする。

 パジャマのボタンを外されるとギュッと両手で胸を隠したメイがかわいくて、令次はそっとメイの両手を掴んで広げた。

「いやっ…」

 露わになったメイの下着姿はとても清楚で、白いレースのブラからフワフワの大きな胸が溢れだしている。

 スーッとメイの胸を指でなぞった令次は服を脱いで覆いかぶさった。

「あっ…」

 覆いかぶさってきた令次から暖かい体温を感じる。

 メイの体はお風呂上りでもちょっと冷えていた。重なった令次の体温が丁度心地よかった。

 首筋から鎖骨へ唇を這わせた令次はメイのブラの肩紐を下ろした。

 あふれ出していたメイの胸が露わになると、まるで大きなマシュマロの様で、乳房はマシュマロの中にある美味しそうなイチゴの様に赤いようなピンク色をしている。

 ギュッと胸をワシ掴みにされるとビクッとメイの体が反応した。

 チュッとメイの乳房に吸い付いた令次が舌先で乳首を刺激し始めると、かすれたような吐息を漏らしたメイ。反対側の胸はワシ掴みに揉まれ続け指で乳首をグリグリされ、短い喘ぎ声を漏らしてしまうメイを令次は楽しむように何度も繰り返している。

 

 ギュッと股間を掴まれた令次はハッと驚いた。

 胸を揉まれながら感じているメイが令次の股間に手を伸ばして、令次のモノを握ってきたのだ。感じながらも令次のモノを握ってさすってくるメイの手つきはエロチックで体の奥まで感じてしまう。

「…もっと触って…」

 ギュッと乳首を指で刺激されると、メイもギュッと令次のモノを握ってきた。そしてズボンの中へ手を忍ばせ下着の中に手を入れて令次のモノをギュッと握ってきた。

「あっ…気持ちいい…」

 直接触られるとメイの手のぬくもりが伝わってくる。優しくてあたたかいメイの温もりが令次のモノに伝わってくると、どんどん硬くなってゆくのを感じた。

 

 サッとズボンごと下着を下ろされた令次。

 メイが手で令次のモノを刺激して育ててゆく。上下に手を動かしながらどんどん大きくなってゆく令次のモノが太くて硬い肉棒へと変わって行った。

 しっかりと令次のモノが肉棒へと育つと、メイが体を起こして咥えてきた。

「あぁっ…」

 プルっとしたメイの唇が令次の肉棒に触れると今まで感じた事がないくらいの気持ちよさを感じ令次から吐息が漏れた。

「メイさん気持ちいい…」

 咥えられながら肉棒を刺激され程よいメイの唾液でグチョグチョにされながら、令次は先端から溢れだしてくる液を感じた。メイの唾液なのか自分から出てくる液なのか分からなくなるほど気持ちよくされ、初めて体感する刺激に令次は心からの幸せを感じた。

 ああ…このままではイッしまう…。

 令次がそう思ったとき、ピタッと動きが止まった。

「出したいですか? 」

 ゆっくりと上目遣いで見上げてきたメイ。その目を見ると令次はハッと驚いた。

「…メイさん…」

 目と目が合うとメイは小さく笑った。

 その微笑みは令次の中に火をつけたかのように恥じる感情を奮い立出せた。

 そのままメイをベッドに押し倒した令次は我を忘れてメイの体にキスの雨を降らせて言った。手では愛撫を繰り返し体に這わせている唇は力が入り、メイの白い肌に赤い蕾をつけてゆく。

 下腹にチュッと強く吸い付かれるとメイの体が大きく反応した。吐息が激しくなりかすれるような喘ぐ声が漏れてきた。

 グイっと令次がメイの両足を開きパジャマのズボンごとショーツを下ろした。するとタラーっと太ももにねっとりとした蜜が垂れてきた。

「すごく感じているね、メイさん」

 太ももに垂れきた蜜を舌で舐めながら、指でクリトリスを刺激した令次はぐっしょりと濡れているのを確認した。

「僕が出したように、メイさんも僕が欲しい? 」

 そう尋ねられるとメイは感じた目のまま令次を見つめた。

「僕が欲しいなら、言って」

 グリグリとクリトリスを舌で刺激した令次。あふれ出してくる愛液と令次の舌の刺激がたまらなくメイを刺激してゆく。

「あっ…」

 吐息と喘ぎが漏れてきてメイの体も反応してきた。

「メイさん…僕が欲しい? ねぇ、教えて…」

 何かを言おうとしているメイだが言葉にならないようだ。感じすぎて言葉にならないのもあるが何か内に秘めているような…。

「ちゃんと言葉で言って…そうじゃないと…伝わらないでしょう? 」

 指を膣へ滑らせてグイっと入り口を広げた令次は、まっすぐにメイを見つめていた。

「…欲しいです…あなたが…」

 やっとの声でメイが言った。

「分かったよ…」

 そっとメイの入り口に令次の肉棒があてられた。ゆっくりとこすりつけられ、まだこわばっているメイの入り口を少しずつ広げられた。

 太くて硬い令次の肉棒がメイの入り口を広げるたび、程よい痛みを感じる。その感覚がたまらなくメイの喘ぐ声が激しくなってゆく。

 グイっと入り口を広げられると狭いトンネルを広げるように令次の肉棒がどんどんと入ってくるのを感じる。痛みと快楽が交互してメイはギュッと令次の背中にしがみついた。

「そうやって捕まっていてメイさん…」

 しがみついてくるメイを優しく受け止めながら令次はどんどん中へ入ってゆく。狭いトンネルはどんどん広くなり、やがてフワフワした柔らかいクッションへとたどり着いた。

「気持ちいい…メイさんの中、とっても柔らかくて気持ちいい…。もっと入っていい? 」

 言葉の代わりにメイはチュッと令次の鎖骨に強くキスをした。

 

 柔らかいクッションの上をぐるぐる掻きまわしながら壁をドンドン突いて、激しいマシンガンの様に動く令次。それに合わせてメイも腰を動かして反応してくる。

 令次とメイの喘ぐ声が部屋に響き渡り、愛し合う音もリズムよく響き渡っている。

 

 二人の空間…二人だけの時間…。ずっと待っていたこの時間を令次はこの先も忘れる事はないと思った。

 メイも本当に欲しかったものが手に入った満足感と達成感に満ち溢れていた。

「メイさん…一緒にイッて…」

 メイは小さく頷いた。

 

 ズキューンと撃たれたような刺激が体中に広がった。

 それは何もかもを打ち砕いてくれたかのようで、体中に愛していると言う感情が広がるようでもあった。

 もう何もいらない…そう思えるほど…。

 翌日。

 何事もなかったかのようにメイはお手伝いの仕事をして朝食を作った。

 令次に会っても普通に挨拶をして出勤時間に見送りをした。

 令次が出勤した後、メイは荷物をまとめていた。

 それほど多くない荷物は鞄一つに納まった。

 そのまま黙って沙原家を出て行ったメイ。

 大きな門を出てメイが歩いてくると…。

「え? …どうして? 」

 驚いて立ち止まったメイの目の前に、出勤して行ったはずの令次がいた。

「…僕の事ずっと捕まえておきたいんじゃないの? 」

 そう尋ねられるとメイはスッと視線を落とした。

「思い出したよ。小学生の時に誘拐された事」

 メイはギュッとバックを握りしめた。

「そのバック。あの時も持っていたよね? 大切なご両親の形見って言っていたのを思い出したよ」

 言いながら令次はそっとメイのバッグを手に取った。

「ずっと一緒にいいよ。もう、誰にも遠慮しなくていいでしょう? 」

「…それはできません。…私は…誘拐犯ですから…」

 令次はフッと笑った。

「確かにあの時は誘拐事件だって騒がれてしまったよね? でも、僕は誘拐されたなんて思っていない。まだ小学生で幼かったから、あの時芽生えた感情が何なのか分からかったけど今なら分かるよ」

 

 そっとメイを抱き寄せた令次は、優しくメイの背中をさすった。

「僕はあの時。メイさんに誘拐されて嬉しかった、ずっと一緒にいたいって思っていた。だから父さんと母さんにも言った。「僕は誘拐されたんじゃない。あのお姉さんと一緒にいたかっただけだって」ね」

 

 メイは驚いたがとても納得できた。

 今から15年前。

 令次はまだ小学生だった。よく遊んでいた公園で偶然を装って現れる当時高校生だったメイとよく遊んでいた。令次は両親の仕事が忙しく一人で遊ぶことが多く、友達が帰った後でも暗くなった公園で一人で遊ぶことが多かった。そんな令次の相手をしてくれていたのがメイだった。

 メイはハーフで髪は綺麗な金色で瞳が青。令次は綺麗で優しいメイに会えることが嬉しかった。

 だがある日。

 数日来なかったメイに久しぶりに会った令次。メイが「もう会えなくなるから、これが最後だよ」と言った事に対して「嫌だ! ずっと一緒にいたい」と言った。その言葉にメイは押さえていた感情が爆発して、令次を連れて遠くへ行ってしまった。

 メイは突然事故で両親を亡くして海外にいる母親の祖父母に引き取られることになったのだ。両親を亡くした悲しみと好きになってしまった令次と離れたくなくて、とっさ的に連れ去ってしまったのだ。

 だが沙原家では帰ってこない令次が誘拐されたと大騒ぎに。

 翌日の朝、港の片隅でメイと一緒にいる令次が発見された。

 当時高校生だったメイだが警察は誘拐事件としてメイを逮捕した。未成年だったメイだがそのまま少年院へ送られることになったのだ。令次は「誘拐じゃない」と何度も言っていたが聞き入れてもらえなかった。

 だがメイは少年院へ送られる事になっていたが、被害届が取り下げられたと言われて釈放された。その後は母方の祖父母に引き取られずっと海外で暮らしていてやっと日本へ帰ってきたのだ。

「僕が何度も違うって言っても母さんが信じてくれなかったけど。父さんが信じてくれたよ。一人でいた僕が元気だったのはきっと、メイさんがいたからだろうって。あの後ずっと探していたんだけど、見つからなくて諦めていたんだけど。まさか…メイさんから来てくれるなんて…」

「ごめんなさい。日本に帰ってきてどうしても、あなたに一目会いたくてお手伝いとしてならこっそり見る事ができると思ったから…」

「そう…。でももういいよね? ずっと一緒にいてくれるよね? 」

 そっと体を離して令次はメイを見つめた…。

「いいのですか? 私…あなたより7歳も年上なのに…」

「全然気ならないよ。逆に聞くけど、メイは年下じゃダメかな? 」

「いいえ、そんなことありません」

「じゃあ、何も問題ないよ」

 

 嬉しい…ただそれだけしか言えない…。

「一緒に帰ろう、僕たちの家に」

「でもお仕事は? 」

「今日は有給もらったから大丈夫だよ」

 ギュッとメイの手を握った令次は幸せいっぱいの笑みを浮かべていた。

 誘拐するほど令次が好きだったメイ。

 誘拐されるほどメイを愛していた令次。

 やっと二人が結ばれたのは15年と言う年月が過ぎていた。だけどその時間はあっという間に埋められるのは言うまでもないだろう。

 END  

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