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教え子~バツイチになっていた 作:セラ
私は大学教授を定年退職し、今は絵画教室に通いながら余生を楽しんでいる平凡な老人です。妻を亡くしてから数年が経ち、家の中はどうにも片付けがうまくいかず、妻がいた頃のように綺麗には保てません。それでも、ゴミ屋敷にならないようにと必死に努力を続けています。
誰かが「女が先立つと男の生活は荒れる」と言っていましたが、それは真実だなと感じる今日この頃です。
そんなある日、私はいつも通り絵画教室へ向かいました。外出して何かに取り組むこの時間は、私にとって至福の一時であり、心の安らぎでもあります。
「先生、私のこと覚えていますか?」
突然、私の描いている絵の横から声がかかり、驚いて顔を上げると、そこには教え子のみなみが立っていました。みなみの顔を見た瞬間、私の胸は高鳴り、記憶は一気に過去へと引き戻されました。彼女と私はかつて、一時危うい関係にあったのです。大学で教授をしていた頃、彼女は私の研究室に頻繁に訪れては、熱心にアプローチしてくる学生でした。その関係が不倫ではないかという噂が広まり、私は最終的にその大学を退職することになってしまったのです。もちろん、すべては私が彼女に惹かれてしまったことが原因でした。
「もちろん覚えているよ、みなみ君」
私がそう答えると、みなみは少し表情を曇らせ、「私のせいであんなことになってしまって、ごめんなさい」と言いました。
「いや、みなみ君のせいじゃないよ」と私はすぐに返しましたが、その言葉が彼女をどれだけ慰めることができたのか、自信はありませんでした。
「先生、この後時間はありますか?」 「もちろん大丈夫だよ」
まるでデートに誘われたかのような彼女の言葉に、私は少し胸が躍るのを感じました。あれから15年が経ち、みなみはすっかり大人の女性に成長していました。
彼女は私の近況を尋ね、私は地方の大学に移ったこと、定年してこちらに戻ってきたこと、そして妻を亡くしたことなどを話しました。
「君はどうしていたんだい?」と尋ねると、彼女は「さーどうでしょう」とからかうように笑いながら答えました。しかしその瞳は、何かを秘めているようにも見えました。彼女は結婚して離婚したこと、そして離婚の原因が家庭内暴力だったことを語り始めました。その言葉を聞きながら、私は胸が締め付けられるような思いを抱きました。
「もしあの時、先生と結婚していたら、こんなことにはならなかったのになぁ」と、みなみはぼやいていましたが、私は何も返すことができませんでした。確かに、私の中にも同じ思いがありましたが、その時の私は妻を裏切ることができなかったのです。みなみはまだ若く、幸せな結婚をするチャンスがいくらでもあると思っていました。ですが、彼女がこんなに辛い経験をしていたとは思いもしませんでした。
帰り際に、みなみは「先生、また会ってくれますか?」と、目を潤ませながら私に尋ねました。
「ああ、もちろん」と答えると、彼女は嬉しそうに飛び跳ねるように去っていきました。その無邪気な姿を見送りながら、私は自分も家路につきました。
これからの老後、あと20年はあるでしょうか。一人でどう生きていこうかと途方に暮れていた私にとって、彼女との再会は、まるで新しい景色を見せてくれるかのような出来事でした。それから、毎週の絵画教室の後に彼女と食事に行き、おしゃべりするというルーティンができました。彼女との時間が、私にとって日々の楽しみとなっていったのです。
そんなある日、私は体調を崩し、絵画教室を休むことにしました。するとみなみが「私も休んで看病に行きます」と言い、我が家を訪れてくれたのです。妻との死別後、家は荒れ放題で見せられる状態ではなかったのですが、寂しさもあり彼女に家の住所を教えてしまいました。
ピンポン!とチャイムが鳴った気がしましたが、意識が朦朧としている中、そのまま眠り込んでしまいました。ふと目が覚めると、そこにはみなみがいました。
「あっ、先生。起きました?」彼女は私を見て、微笑みました。周りを見渡すと、ゴミだらけだった部屋が綺麗に片付いており、さらにパジャマまで着替えさせられていました。
「もう! 大変だったんですよ! 家ぐっちゃぐちゃだし、先生全然起きないし、重たいし」と彼女は笑いながら言いました。どうやら私は8時間も寝ていたようでした。その時、彼女は「どれどれ」と言いながら私のおでこに自分のおでこをくっつけてきました。
「まだちょっと高いですねー。はい、これ食べて! また寝てください!」と、無理やりおかゆを口に運ばれ、そのまま再び眠りにつきました。みなみの温もりが、まるで救いのように感じられたのです。弱っている身に優しくされ、つい涙が溢れてきました。
「え? 先生泣いてるの?」みなみは驚いたように尋ねましたが、彼女も私の涙にもらい泣きしたのか、目に涙を溜めていました。
「大丈夫ですよ! 私、ずっといますから、ゆっくり休んでください」と、彼女の言葉に胸が温かくなり、そのまま朝までぐっすりと眠りました。
翌朝、目が覚めると体調は回復していましたが、みなみはいませんでした。「ずっといる」と言っていたのに、彼女が帰ってしまったのではないかと寂しさが込み上げ、すぐに彼女に電話をかけました。看病のお礼と、家まで片付けさせてしまったことのお礼を伝えたい、そしてこれからもそばにいて欲しい、そう伝えたかったのです。
すると、家の中で着信音が鳴り、その時、玄関がガチャッと開いて「おはようございます」とみなみが現れました。どうやら、大量になったゴミを捨てに行ってくれていたようです。帰ったのではなく、ただゴミ捨てに行っていただけだとわかった瞬間、私は安堵感で胸がいっぱいになりました。
「もう熱は…」と言いかけたその時、私は気づけば彼女を抱きしめていました。
「先生…」みなみの手が私の背中に回り、ギュッと抱きしめ返してくれました。
「大丈夫ですよ、もうどこにも行きませんから」と言った彼女の瞳は、あの時の懐かしい眼差しをしていました。
私は彼女をさらに強く抱きしめ、そっとキスをしました。唇が触れ合うと、体中にエネルギーが流れ込むような感覚がありました。まるで生き返るような…。そのまま彼女を抱きしめ続けましたが、彼女は優しい笑みを浮かべて私を見つめ、そっと手を振りほどきました。
「ダメですよ」と彼女は小さな声で言いました。その沈黙の中で、私はまだ生徒と先生の距離を超えられていないのか、それとも彼女が離婚のトラウマを乗り越えていないのかと考えてしまいました。
「じゃあ、もう帰りますね」と彼女が玄関に向かう瞬間、「続きは元気になってからですよ。それと、ちゃんと部屋は片付けてくださいね!」と言って、さっと去っていきました。
ああ、彼女は怒っていたわけではなかったのだと、安堵しました。定年後に突然訪れたこのバラ色の世界。彼女をもう二度と失いたくない、そう強く願った私は、今度会うときに正式に結婚を申し込もうと決意しました。まずは部屋を片付けることから始めようと心に誓ったのです。
しかし、その後、絵画教室に通っても彼女とすれ違うことが多く、なかなか誘うことができませんでした。なんだか意識されているのか、それとも気が変わってしまったのか。そんな思いに少しモヤモヤしていた私です。
数日後、夜になって突然彼女が訪ねてきました。
「食欲戻りました? デパ地下で買ってきました」と言い、袋の中には美味しそうな煮魚と煮物、新鮮なサラダが入っていました。「本当は手作りしたかったのですが、料理は自信がなくて。一緒に食べましょう」と彼女が笑顔で言いました。
食卓に並んだ出来合いの料理でしたが、彼女と一緒に食べると、それは最高に美味しい食事になりました。久しぶりに誰かと一緒に食べるご飯が、こんなに美味しいとは思いもしませんでした。
食事が終わると、彼女が「泊まって行ってもいいですか?」と聞いてきました。「ああ、いいけど…お客様用の布団が干してなくて」と私は少し困ったように答えましたが、彼女は頬を赤らめて「じゃあ、一緒に寝ましょう」と言いました。
その晩、私たちは別々にお風呂に入り、彼女はコンビニで買った下着と、妻が残していたパジャマを着て、私の隣に静かに横になりました。妻が好きだったピンクのパジャマが、彼女にとても似合って見えました。
「ごめんね、私の布団もカバーも交換してなくて」と私が謝ると、「いいんです、先生の匂いがするから」と彼女は微笑みながら言いました。その一言に、私は深い安らぎを感じました。
そう言って布団に入ってきたみなみ。
「先生。私、夫とはずっとレスだったんです」
「え? 」
「ずっと暴力しか振るわなくて「テメーの様なババア抱けるか! 」と言って浮気し放題でした。離婚の慰謝料もちゃんと払わないような男だったんです。」
手を伸ばしてきたみなみは、私の頬に手を添えました。
「やっぱり優しく男の人に抱かれたいです。…もうアラフォーになっちゃいましたけど…」
「一緒だよ。この年になっても、やはり女性を抱きたい…そう思うよ」
見つめ合って目と目が合うとお互いが引き寄って濃厚なキスが始まりました。
この前のキスより激しく唇を吸い上げるように舌を絡ませ合う。息継ぎも惜しむくらいに求め合う激しいディープキスを繰り返しながら私は、みなみのパジャマを脱がせました。
露わになるみなみの白い肌に私はさらに欲情してしまいました。
下着を脱がせるとメロンのような大きな胸が露わになる。触られてすぎていないのか乳首はキレイなピンク色でした。
みなみの身体は熟した果実のように美しく少し見とれてしまいました。
まだ触れてもいないのにみなみの乳首は固くなって尖っている。私はその乳首を舌で転がしてつまんで口に含んで愛撫する。
「あぁん…」
みなみは悶えながら更に喘ぎ声を上げ、その声で私にさらなる欲情し、私のモノを熱くなりました。
私は自らの着ているパジャマを全て脱ぎ捨て、そして生まれたままの姿でみなみに覆い被さったのです。
みなみの胸をワシ掴みにしてもみほぐし体に愛撫を繰り返していくと、みなみの手が私の股間へ伸びてきました。
「先生…もうおっきい…」
硬くなった私のモノを掴んでみなみが手で上下に動かしてくる。私のモノは自分でもわかるくらい脈打ち直立不動に起っていた。久しぶりの感覚だった。
「先生、元気過ぎですね」
そう言いながらみなみが私のモノを咥えてきた。
「あぁ…」
その刺激に思わず吐息が出てしまった。
「先生、私の胸好き? 」
「ああ、好きだよ」
「じゃあ、もっと危ない事してあげるね」
私のモノに唾液を垂らし胸に挟んでニュルニュルと強く刺激してくるみなみ。
初めてのパイズリに「ああダメだ…イキそうだ…」
「まだ駄目ですよ」と止められてしまった。
今度は私がみなみを再び押し倒しショーツを脱がせる。それだけでみなみの愛液がトロっと滴り落ちてきた。もうぐしょぐしょに濡れているみなみの股間に私は顔をうずめ、クリトリスを刺激した。
「あぁぁあん! 」
舌で攻撃しながら濡れた音を立てて、クリトリスを吸う。
「い、やぁ……だ、だめ……! ああぁぁんん」
まるで子供のような声を荒げてきたみなみが可愛い。
舌で転がしながら、指は膣口へ差し込む。中は熱くてトロトロだった。指を奥まで入れてゆっくりと動かす。そして指の腹でみなみの感じる部分を探る。
「あっ……あ、あ、やぁん……ん」
「ここ? 」
「そ、そこぉ……」
私は見つけたポイントを重点的に攻めたてた。
「先生意地悪しないでぇ…」
「意地悪って? 」
「早く…入れて下さい…」
ぴくぴくと膣に入れられた指を締め付けてくるみなみは、私をすごく求めていた。
私は広がった入り口に私のモノをグイっと突っこんだ。
「あぁぁ…ん…はぁっ…」
みなみの身体はビクビクしている。入れただけでイってしまったようだ。それでも私は間髪入れずにみなみを責める。責めれば責めるほど声が大きくなり体をのけ反っていく。
みなみの顔を確認すると、真っ赤になりながら気持ち良さそうに喘いでいる。
みなみの喘いでいる顔を見ると、私のモノはさらに大きく堅くなり、腰の動きは激しくなった。
「やぁん…ま、また、い、いっちゃう…」
「みなみ、一緒に…ずっと一緒にいてくれないか…」
「…はい、います… 」
赤らめた表情で私を見たみなみ。
「結婚して欲しい」
「え?い、今、しゃべれないですよ…あん…」
真っ赤な顔をさらに赤くしてみなみが答えた。
「もう駄目だ、そろそろイクよ」
そのとき、私は腰を激しく前に突き出し、みなみの中に熱い精液を流し込みました。
「せ、せんせ…い」
その瞬間、みなみの身体はビクビクと痙攣し絶頂に達したようでした。
私も同時に果ててしまい暫くみなみを抱きしめていた…。
勢い任せでイク寸前のプロポーズ。
彼女のぬくもりを感じながら、私はこの瞬間が永遠に続けばいいと思いました。今、ここにある幸せを大切にしたい、そして彼女と共にこれからの人生を歩んでいきたいと強く願ったのです。
彼女は昔の想いがこの年になって叶うなんて夢にも思わず泣いていまいした。
翌朝、目が覚めると、彼女は隣で穏やかな顔をして眠っていました。その寝顔を見つめながら、私は彼女を守り抜こうと心に誓いました。これからの人生、彼女と共に生きていけることが、私にとって何よりの喜びであり、希望です。
それからというもの、私たちは自然な形で同棲生活を始めました。同棲から2週間後には入籍し、3ヶ月後には結婚式を挙げました。写真だけで済ますつもりでしたが、みなみが「ちゃんと式を挙げたい」と言い出し、二人だけでチャペルで式を挙げることにしました。
純白のウェディングドレスに身を包んだみなみは、まるで天使のように美しく、私もこの年齢でモーニングコートを着るとは思いませんでしたが、どこか若返ったような気持ちで、とても嬉しかったです。
この先、もしかしたら介護が必要になるかもしれません。しかし、私はできる限り元気でいようと決意しランニングを始めました。子供は望んでいませんが、みなみはまだ若いので、自然に任せようと思っています。
生きていてよかった。まだまだ希望を捨てることなく、人生を楽しんでいこうと強く感じています。
END
むふふな画像
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