妻交換願望 作:ひよ
リビングのテーブルで向かい合って朝食をとる私たちは、ごく普通の夫婦に見えることでしょう。
ですが夫の正雄さんと結婚して22年が経った今、私が夫婦生活においてときめきを感じることはありません。
長い時を共に過ごしたからなのか、彼を異性とは見れなくなってしまったのです。
昔は「恋は盲目」という言葉がある通り、若いころの私は彼にメロメロだったのですが今はその感覚を思い出せません。
「一緒にいるだけの夫婦」という関係に落ち着いてしまったので、恋愛のような感覚がないのです。
私たちは案の定セックスレスです。
家族として、私の側に居てくれることに感謝しなければいけないのは分かっていますが、それでも時々寂しい気持ちになってしまうことがあります。
そんなある日、夫婦で小さな会社を営んでいる私たちは、洋一さんと順子さんを自宅に招いていました。
夫が、古い友人である洋一さんを雇いたいというのです。
洋一さんは明朗で、素敵な方でした。
年齢は私より少し下の方でしたが、ずっと若く見えるほどにエネルギーに満ち溢れている方でした。
彼の妻である順子さんはおっとりしている雰囲気で優しく、気配りできる方でした。
夫は洋一さんをすぐに気に入り、一緒に働くことになりました。
仲の良さそうな洋一さん夫妻に、私は憧れを隠せませんでした。
一緒に働いているうちに、自然と私は洋一さんに惹かれていきました。
しかし、私は結婚している身なのでこの気持ちは胸に秘めておこうと決めました。
いくら彼が魅力的だからといって、浮気していい理由にはならないのです。
それでも勝手に目が彼を追っている時があって、私は気持ちを抑えるのに必死でした。
私は洋一さんと一緒に働けるだけで幸せでした……
しかしある日の出来事を境に、私の運命は変わります。
カフェで順子さんと偶然会ったので、話をしていた時のことでした。
「綾美さん、私たちの夫を交換してみませんか?」
「え? どういうこと?」
順子さんは、真剣な顔で言い放ちました。
「……何を考えてるの? 順子さん」
私は言葉を失い、ただ彼女の目を見つめていました。
「……綾美さんだって、現状に満足していないでしょう?」
「順子さん……本気で言ってるの?」
「……本気よ」
「……」
私たちは、しばらくの間黙ってしまいました。
そして、私は沈黙に耐えられなくなり口を開きます。
「順子さん……交換と言っても……」
「綾美さん、夫とのセックスに満足していないでしょう?」
「それは……」
私は言葉に詰まってしまいました。
確かに、順子さんの言う通りだったのです。
私は夫との関係に満足していませんでしたし、もっと刺激的なことをしたいと思っていました。
ですが口に出して言えるような性格ではないので、どうにもできなかったのです。
「実は、私もそうなのよ。だから新鮮なことをしたくて……夫には言っていないけれど、それも刺激的でしょう」
「……ええ、わかったわ」
「じゃあ決まりね。私たちは夫を交換して、楽しむことにしましょう」
順子さんはそう言うと、にっこりと微笑みました。
私は、もう後戻りすることはできませんでした。
……こうして、私と順子さんの夫を交換することが決まったのです。
そして、その日がやってきました。
「こんにちは。では、失礼します」
玄関のドアを開けた洋一さんは驚いて何か言おうとしましたが、順子さんが耳元で何か言うと、
「どうぞ、お入りください」
と私に言い、家に招き入れてくれました。
私は洋一さんに、早めの夕食を作ってあげることにしました。
「私が作りますから、ゆっくりしていてください」
と言いましたが、洋一さんは落ち着かない様子でした。
作った料理はおいしそうに食べてくれて、大げさなくらいに褒めてくれました。
ですがそれ以上踏み込んだことはしてきませんでした。
私は認めたくないのに、洋一さんのことが完全に好きになっていました。
「あの……言いづらいのですが、スカートがめくれていますよ」
洋一さんの言う通り、私のスカートがめくれて、太ももが露わになっていました。
「まあ、ごめんなさいね。お見苦しいものをお見せして」
「いえ、そんなことは…!綾美さんは若々しいですし、お綺麗です」
「お世辞でも嬉しいです。でも、順子さんが聞いたら悲しみますよ」
「お世辞じゃないですよ。うちの妻はきっと今頃、正雄さんと……」
そう言うと、洋一さんは急に口を閉ざしました。
「どうかなさいましたか?」
「いえ、なんでもありません。でも、このことはお伝えしなければ」
洋一さんは何か思い立ったように口を開きました。
「もうお気づきかもしれませんが、あなたのことが好きなんです。妻には申し訳ないですが、あなたのことしか考えられません」
まさかの言葉でした。
ずっと片思いだと思っていたのに、まさか両思いだなんて。
「洋一さん、実は私もあなたのことが好きだったんです」
そう言うと彼は私を熱っぽく見つめながら、抱き寄せました。
「洋一さん……」
そして私たちは唇を重ね合わせ、服を脱がせ合いました。
「綾美さん……好きです」
洋一さんは私の胸を愛撫しながら呟きました。
「はい……私も好きです……んっ」
私は洋一さんに身を委ねました。
こんなことをするのは何年ぶりでしょうか。
それに、夫じゃない人とするなんて……
私はその背徳感でこの上なく興奮していました。
「あぁん……」
洋一さんの指が私の下半身に触れてきました。
「綾美さん……すごい濡れてる」
私は恥ずかしくて顔を背けてしまいました。
洋一さんは指を秘所に挿入してきました。
「あぁ、洋一さんっ……私っ……もう我慢出来ません……」
私は自分の欲望を抑えることが出来なくなっていました。
「綾美さん……」
「洋一さん……早くっ……」
私は自ら足を開きました。
そして、私の膣内に彼のものが挿入されました。
「あぁんっ!すごいですっ!」
凄まじい快感が全身を駆け巡りました。
「綾美さん……気持ちいい?」
「はいっ……すごくっ!」
彼は激しく腰を打ち付けました。
それに合わせて快感が増幅していって、私はすぐに限界を迎えてしまいました。
「ああぁっ!もうダメですっ!私っ!」
私は体をのけぞらせ、絶頂を迎えてしまいました。
「綾美さん……俺ももう……!」
「はい……いっぱい出してくださいっ」
私は彼の精液を受け止めました。
「綾美さん……愛してる……」
「私もです……」
私はまだ満足できず、再び彼に体を委ねました。
「洋一さんっ!もっと……してくださいっ」
「綾美さん……!」
私は体位を変え、おねだりをしました。
「今度は後ろからしてくださいっ」
洋一さんは私を四つん這いにさせると、バックで挿入してきました。
「あぁんっ!すごいっ!」
私は思わず大きな声をだしてしまいました。
「綾美さんっ!気持ちいい?」
「はいっ!最高です!」
彼は私の胸を鷲掴みにしながら、激しく突いてきました。
「あぁっ!ダメぇっ!」
洋一さんは私の唇を奪いました。
「んっ、んんっ……!」
私たちは舌を絡め合わせながら、絶頂に向かって突き進みました。
「あぁっ!もうダメですっ!またイキますっ!」
私は再び体をのけぞらせながら絶頂を迎えてしまいました。
「綾美さん……俺も出そうだ……!」
洋一さんは最後に思いっきり私の一番奥に突き入れてきました。
「ああっ!中にいっぱい出されてるぅっ!!」
彼の精液が私のナカを満たしているのを感じました。
「はぁ……はぁ……」
「綾美さん……」
洋一さんは私の髪を優しく撫でてくれました。
私は彼の胸に顔を埋めて、幸せを噛み締めていました。
翌朝、洋一さんの車で家まで送ってもらい、私たちは別れました。
夫との会話はいつもどおりでしたが、お互い昨日のことは話題に出しませんでした。
昨日、夫と順子さんがどんなことをしたのかは分かりません。
でも私は、なぜだか夫が愛おしくなってきました。
夫を交換するという行為のおかげで、私は夫が恋しくなったのかもしれません。
あの夫婦は私たちを再び結び付けてくれた恩人で、私たちのお互いへの愛情は間違いなく深まりました。
私は夫にキスをして、「おやすみ」と言いました。
夫は微笑みながら、「おやすみ」と返しました。
それから私は、夫がもっと私に夢中になるようにするために、もっと妻として努力しようと誓いました。
夫とするようになったセックスは激しいものでしたが、私が望んだことでもあります。
私は夫のことをますます好きになりましたし、夫も私のことをより深く愛しているように感じます。
私たちは今とても幸せです。
この幸せがずっと続くように願いながら、日々私たちは仕事に励んでいます。
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