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亡き友人の娘・・(オリジナル作品)

ひととき

~~時間が過ぎ、会計になった時、彼女が言った。

「このまま離れたくない~」「今夜だけでいいから一緒に居たい~」と、まるで父に甘える娘のようだった。

友人が亡くなってまだ間もないし、淋しいんだろうな・・そう思った私は彼女のホテルの部屋にとりあえず一緒に入った。

しかし、打ち消すことができない彼女の大人の魅力を私は感じていた。~~

ある朝のこと、学生時代から一番仲のよかった友人が亡くなったと連絡が入った。まだ50代後半という若さだった。

彼は1年以上入院生活をしており、覚悟はしていたのだがやはり悲しい連絡だった。

私は、その日のうちに南国の彼の故郷に向かい、最後のお別れをしにいった。

彼のそばには、彼の妻、そして娘がいたが、ひとしきり悲しんだあとのような様子だった。

しばらくの間、彼との思い出話などをし、通夜、葬儀、火葬まで一緒に参列させてもらい、彼と最後のお別れをした。

さて、彼の娘の話だが・・

幼い頃からお父さんにくっついてきて、一緒によく遊んだことがあった。

いつもニコニコして活発な女の子だった。

次第に成長していく様子も見てきたが、幼い頃の面影を残し、やはり笑顔がかわいい活発な女性という印象だった。

最後に出会ったのは、3. 4年前のことだった。

彼が亡くなった時、娘は既に20代後半になっていた。

通夜や葬儀の空いた時間にみんなと少し話をしたが、その時はやはり悲しい気持ちを共有するくらいで何も思わなかったのだが・・

火葬場での待ち時間に私は、喫煙所で一服をしていた。するとそこに娘がやってきたのである。

「たばこ吸ってるのか?」と聞くと

「うん、お父さんに似たのかな・・」と火をつけた。

その時、娘を見てドキッとしてしまった私がいた。

ずっとかわいくて活発な印象しかなかったこの子が・・

葬儀に際し結い上げた髪に続くうなじが色っぽく見え、色白で柔らかそうな肌、それに喪服姿が妙に色っぽく見えてしまった。

「こんな時になんてことを考えているんだ!」と、私は自分に言い聞かせた。

さすがに亡くなった友人の昔から知っている娘に色香を感じるのは最低だ。

それから火葬を終えて帰るまで、彼女は常に私の隣にいた。

(大人になったとはいえ、やっぱり淋しいよな)そう思いながら一緒に行動した。

だが、時に身体を寄せてきて「あ~、落ち着く」とつぶやく彼女。

私は、またその色っぽい雰囲気の彼女にドキッとしてしまった。

成長し大人になった彼女に少し驚きながら、そんなことを考えてしまったことを天の彼にむかって(すまん)と心の中で謝った。

葬儀を終え、私は自宅に戻った。

(もう彼の家族には会うこともないかもしれないな)そう思っていた。

だが、その日の夜、1通のメールが入ってきた。

彼女からだった。

葬儀のお礼と私に会えて良かった等の内容だった。

それと・・・

「今度、そっちに遊びに行きます!」

「その時にまたお父さんのこと、いっぱい聞かせてください!」と書いてあった。

私は「いつでもどうぞ」と返信しておいた。

半年ほどが過ぎ、私は彼女のメールのことを忘れてしまっていたのだが

彼女から新たなメールが届いた。

「来週あたりにそっち行きたいんですけど時間空いていますか?」と。

私は特に用もなかったので即OKと返事し約束した。

当日の午後、駅から出てきた彼女は、素敵な笑顔は相変わらずだったが、大人の装いだった。

(そうだよな、もう少女じゃなく女性だもんな・・」私は心の中で呟いた。

そのまま車で、彼女が行きたい観光地やグルメスポットを一緒に巡った。友人の思い出話に花を咲かせながら・・。

彼女は、行く先々や思い出話に無邪気な笑顔を見せながら楽しんでいた。

それは、昔から知っている「活発な子どもの時の娘」そのものだった。

私も友人とのいろいろな楽しかった思い出を思い浮かべられ嬉しかった。

夕刻になり「そろそろホテルに入らないといけないんじゃないのか?」と聞くと

「そうですね。でも一緒に夕食も無理ですか?一緒に飲みたいな」と返事が返ってきた。

ということで、2人で彼女が宿泊するホテルの近くの居酒屋に向かった。

落ち着いた空間のお店でゆったりとお酒を交わし、美味しいものを頂きながらの話は格別だった。

友人の話だけでなく、彼女の悩みなどにまで話題が及んだ。

彼女は彼女なりにいろいろあるようで、大好きだったお父さんが相談役だったようだ。

なかなか悩みを言える人がいなかったので嬉しいと彼女は喜んだ。

「私でよかったらいくらでもOKだよ」と返しておいた。

そうしているうちに彼女が少し酔ってきているのがわかった。

そして・・・

テーブルに向かい合って座っていたが「となりに座っていい?」「甘えたいの」という彼女。

断る理由もなく彼女が私のとなりに座り、頭を肩にもたれかけさせてきた。

「あ~、やっぱり落ち着く・・」ポツリと彼女が呟く・・。

私は、あの時と同じ感覚になり、ドキッとした。

ほろ酔いの色気のある大人の女性なのだから・・

でも友人の娘。そんなこと考えちゃダメダメと自分に言い聞かせた。

時間が過ぎ、会計になった時、彼女が言った。

「このまま離れたくない~」「今夜だけでいいから一緒に居たい~」と、まるで父に甘える娘のようだった。

友人が亡くなってまだ間もないし、淋しいんだろうな・・そう思った私は彼女のホテルの部屋にとりあえず一緒に入った。

しかし、打ち消すことができない彼女の大人の魅力を私は感じたままだった。

部屋に入ると、彼女は「シャワーしてくる」とさっさとシャワールームに向かった。

活発な行動力は相変わらずだなと思った。

私は、一息つきながら缶ビールを飲みかけていた。

シャワーを終えて戻って来た彼女の方を見て私はビールを思わず噴き出した。

シャワールームから戻った彼女は何も身に着けていなかったのだ!

「今夜は一緒に居てくれるんでしょ?」

「私、甘えたいの」

「分かってくれるでしょ?」

「ほら、わたしもうこんなにすっかり大人になったんだから」

見せつけるように寄ってきた彼女はそのまま私に抱きついてきた。

私は手で押し返し「いや、さすがにそれはダメだって」「あいつに怒られるって」と拒否したのだが・・

「そう言いながら大きくなってるじゃん」と彼女が私の股間の膨らみに気づいて触ってきて、ニヤッと笑った。

その顔は、何とも色っぽくていやらしさすら感じる大人の女だった。

魅力的な肢体をさらけ出し、色気を漂わせる女性を目の前にして・・

ガマンできる訳がなかった。

「おいで、甘えたいだけ甘えていいよ」

私は彼女を迎え入れた。

私は、彼女を抱き寄せた。そのままキスをし抱きしめ合った。

彼女は立ったままの私の衣服を次々と脱がせていった。

2人は何も身に着けていない状態でベッドに転がった。

「私、ずっとおじさんのこと好きだったんだよ」

その言葉を聞いた瞬間、頭の片隅で「すまん」と友人にひとこと詫びを入れ、彼女を強く抱きしめた。

20代後半の白くて柔らかな肌と大人の色気を身にまとった彼女が、身をくねらせ熱い吐息をもらす。

私は、彼女の成熟した白い肢体をひたすらに求め続けた。

彼女も私に存分に甘えてきていた。

熱く激しい夜が、幾度も続いたのだった。

朝方枕もとで声がしたような気がした。

「お前ら何してるんや!!」

翌日故郷に戻った彼女は踏ん切りがついたようで

「おじさんありがとう!私前に進むね!」とメールが入っていた。

その後無断外泊をした俺は妻にこっぴどく叱られたのは言うまでもない。

あれから10年経ったが、彼女はその後結婚をし、幸せに暮らしている。

子供ももう、9歳になるそうだ。

子供の年齢がもの凄く気になるが、この出来事はさすがに墓場まで持っていって友人に聞かせてやろう。あいつはどんな反応をするのかな!

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