「言い間違えでも」 作:ひよ
私はパートをしている、どこにでもいるような普通の主婦です。
ある日妹が肺炎になり入院したので、私はお見舞いに行くことになりました。
そのお見舞いから人生が変わることになるとは、当時の私は全く思っていませんでした。
私は入院している妹に代わって、しばらく妹の旦那さんである雅志さんの家事の手伝いをすることになりました。
妹曰く、家事が上手く出来ないので手伝ってあげて欲しいそうなのです。
雅志さんは一見パッとしない外見ですが、賢く思いやりのある方でした。
歳上なので落ち着いていて、私はその雰囲気にすぐに虜になりました。
「亜希子さん、どうかあまり無理をしないでくださいね。不器用な俺のせいでお手数をお掛けして、不甲斐ないです」
「大丈夫ですよ、雅志さん。お気になさらないでくださいね」
雅志さんはいつもそうやって私を励ましてくれます。
私はそんな彼に少しでも報いたくて、家事を手伝うことは苦になりませんでした。
こんなに気遣ってくれる夫がいて、妹は幸せだろうなと思います。
私にも夫が居ますが、いつもお酒を飲んでは私に当たり散らすような人ですから全く夫婦仲はよくありません。
職場でも目立つ方では無いので普段こんなに感謝を伝えられることがなくて、私はとても暖かい気持ちになっていました。
IT関係のお仕事をしている雅志さんは多忙で、帰りが遅くなることが多いです。
「職場はけっこうブラックなんです」と彼は笑って話してくれました。
「でもこの仕事には誇りを持ってるんですよ。ちょっと変かもしれないけど、俺が頑張らないとって気持ちにさせられるのが良いんです。やめちゃう人は多いけど、俺はここで定年までずっと働き続けるつもりです」
そう語る雅志さんの目は輝いていました。
こんなに素敵な人と結婚できた妹が羨ましくて、私は切なくなってしまいました。
「雅志さん、妹をよろしくお願いします」
私は雅志さんの手を取りました。
「え? あ、うん。こちらこそ」
私の行動に驚いたであろう雅志さんは、声をうわずらせて言いました。
いつものように雅志さんの帰りが遅いある日、私は彼のためにハンバーグを作って待っていました。
盛り付けに移ろうとしたその時、雅志さんが帰ってきました。
「ただいま。春子、今日は…」
そう言いかけて、雅志さんはハッとした顔をしました。
「す、すみません。嫁と間違えてしまって……!」
「いいえ、いいんですよ」
私は内心すごく嬉しかったです。
言い間違えでも、雅志さんと夫婦になれた気がしたからです。
妹はいつもこんな気分なのかな、と思うと複雑な気持ちですけれどね。
金曜日なので、雅志さんが買ってきてくれたお酒を飲みながら私たちは夕食にしていました。
「亜希子さんは食べ方が綺麗ですね。うちの春子は、食べ方だけは大雑把なんですよ」
「春子は昔からそうでしたよ。おっとりしてるのに変なところは適当なんですよね」
褒められてドキドキしてしまい、私は笑って誤魔化しました。
「亜希子さんは若々しいですね。春子より若く見えますよ」
「そんな、お世辞でも嬉しいです」
「お世辞じゃありませんよ。こんなに綺麗な人と毎日一緒で、春子が嫉妬してしまいそうです」
「いえいえ、そんな……」
私はもうどんな顔をしていいか分からず、ただ顔を赤くしていました。
食事が終わると雅志さんはテレビを見始めます。
私は洗い物をすると言ってキッチンへ下がりました。
洗い物をしながら、私は考えます。
「(どうしよう……もう、伝えてしまおうかな……)」
雅志さんはまだテレビを見ています。今なら、今だったら言えるかもしれない……。
「あの……雅志さん……」
「ん? どうしました?」
雅志さんが私を見ました。その目はとても優しく見えます。
でもそれは私の勘違いかもしれません。
だって私は、雅志さんが私の事をどう思っているのか分からないんです。
「えっと……」
言いたい。好きですと言いたい。その答えを雅志さんの口から聞きたいです。
でももし笑われたら? そう思うと言い出せませんでしたが、明日には妹が退院してくるので、気持ちを伝えるには今しかありません。
いきなりの行為に最初は困惑しているようだった雅志さんも、舌を絡めてきました。
「んっ……んぁっ……」
舌先が触れ合った瞬間、まるで電気が走ったかのように身体がビクッと震えました。
そのまま舌と舌が絡み合うと、さっきよりも強い刺激に頭がぼーっとしてきました。
もっと雅志さんの温もりを感じたくて、私は彼の首に腕を回して抱きつきます。
すると雅志さんも同じように抱きしめ返してくれました。
(あったかい……)
お互いの体温を確かめ合うような優しい抱擁。それだけで心が満たされていくのを感じます。
彼は私の胸に触れ、ゆっくりと揉みほぐしていきます。
「ん……あっ……」
思わず声が出てしまいました。恥ずかしいけれど、気持ちいいんです……もっとして欲しいと思ってしまうほどです。
雅志さんは私の反応を見ながら、優しく愛撫を繰り返してくれます。
しかしそれだけでは物足りなくなったのか、今度は私の胸に顔を埋めてきました。
そして服と下着を脱がされ、舌先でチロチロと先端を刺激してくるのです。
その瞬間、全身に電気が走ったかのような快感に襲われました。
「ぁっ……!」
思わず叫んでしまいますが、彼はやめようとはせず逆に激しく責め立ててきます。
「んっ!……あっ、やぁん!」
両方の胸を同時に責められ、頭が真っ白になっていきました。
「んん……はぁ……」
やがて雅志さんは私の両脚を開き、その間に身体を割り込ませてきました。
そして私の秘部に自分のものをあてがい、ゆっくりと挿入していきます。
彼のモノは夫のものと違って大きくて太いのですが、不思議と痛みを感じません。
むしろもっと奥まで欲しいという欲求に駆られてしまいます。
「あぁっ……!」
根元まで入ったところで一旦動きを止めます。
そしてゆっくりと動き始めました。
最初はゆっくりと、徐々にスピードを上げていきます。
「あっ、あんっ!」
雅志さんの腰の動きに合わせて私の身体も動いてしまいます。
まるで自分の身体が自分のものではないような感覚に陥りました。
「あっ、ああっ!……んっ」
雅志さんの動きが激しくなるにつれて、私もどんどん昂っていきました。
(もうダメ……イッちゃう……!)
そう思った瞬間、雅志さんが私の一番奥深くまで突き上げてきて、私は体を仰け反らせました。
「あああっ!」
同時に膣内がきゅうっと収縮して、雅志さんのものを締め付けているのがわかりました。
「くっ……」
雅志さんが苦しそうな声を上げます。
絶頂を迎えたばかりだというのに、まだ彼のものは私の中で硬いままです。
(まだ大きいままなんだ……)
そう思うとまた興奮してきてしまいます。
私は無意識のうちに腰を動かしていました。
「あんっ……!」
その動きに合わせて雅志さんの口から吐息が漏れます。
それが嬉しくて、さらに私は腰を激しく動かしてしまうのでした。
雅志さんも負けじと私の胸や首筋を舐め回しながら、激しく突き上げてきます。
「あっ、あっ!……んっ!」
私はただされるがままに感じていました。
「あぁっ!……もうダメぇ……!」
限界を迎えた瞬間、私は再び達してしまいました。
それと同時に膣内が激しく痙攣し、雅志さんのものを強く締め付けます。
雅志さんは呻き声とともに、私の膣内に熱いものを放ちました。
(ああ……出てる……)
温かいものが膣内を満たしていく感覚は、とても幸せなものでした。
「はぁ……はぁ……」
ようやく絶頂から解放されて脱力していた私に、雅志さんは優しくキスをしてくれました。
(私……雅志さんとセックスしちゃったんだ……)
そう思うと恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまいますが、同時に何とも言えない幸福感に包まれていました。
翌日の夕方、妹と雅志さんに見送られながら私は自宅へ帰りました。
夫はまだ働いているので、自宅に姿はありません。
自室に戻り、私は昨日のことを思い出していました。
「また二人っきりで会いたいです」
この内容でメッセージを送ろうと思いましたが、今はやめておきました。
暫くはこの思い出だけで十分そうだからです。
刺激が足りなくなったら、私はまたあの日のように彼と交わる日が来るかもしれません……
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