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団地妻~見られている~(官能小説版)

ひととき

元ネタはこちら → https://huroku-ch.com/774

団地妻

「お互いに名前は秘密にしましょう…ねっ」

 静かな声でそういったのはお向かいの団地妻。

 この彼女に誘惑され彼女の部屋にやって来たのは単身赴任で同じ団地に住んでいる遠藤敦。どこにでもいる普通の会社員だが、この団地妻と出会ってしまい本当の気持ちに目覚めてしまったのだ。

「どう? 今日は…」

 フフっと悪戯っぽく笑いを浮かべた団地妻の姿はスケスケの白いレースのネグリジェ姿。下着はブルーの可愛い系のデザインで、綺麗な胸の谷間を強調している。そしてお揃いのショーツ。男性が息を呑むほどセクシーなプロポーションでくびれがキュッとしまっていて目が離せない桃尻に細くて長い足。

「…綺麗すぎます…」

 敦は息を呑みながら答えた。

「あなたも素敵ね。いつも遠くから見ていたけど、こんなにいい男だったのね」

 子供のような笑みを浮かべたと思ったら今度は大人びた色っぽい目で敦を見つめる団地妻。その目はエロスに満ちているが、どこか悲しそうなでなにかを求めていた。

「いつも一人なのね、あなたも…。私も一人なの…ずっと…」

 そう言いながら団地妻は隣の和室を見つめた。

「主人…いなくなったの半年前にね…」

 そう呟く団地妻の目線の先には仏壇が置かれていた。位牌と爽やかな男性の写真が置いてあり、その隣には白い百合の花が飾ってある。

「そうでしたか…」

 敦はご主人が亡くなった悲しみを団地妻がまだ乗り越えていないのだと思った。

 

 ゆっくりと視線を仏壇から敦へと移した団地妻はそっと頬に手を添えた。

「罪悪感はいらないわ…あなたも私も今は一人…そうよね? 」

「うん…」

 

 見つめ合う敦と団地妻はどちらからともなく近づき唇が重なった。

 

 重なった唇から電流のような刺激が走ってきた。今までモヤっとしていた感情に火が付いたかのように、敦も団地妻もお互いを求め合った。重なる唇から歯列を割って入ってくる舌の感覚がたまらない。逃がさないと言わないばかりに絡め合う舌から、もっと…もっと欲しいと伝わってくる。

 キスをしながらゆっくりと畳の上に押し倒された団地妻。覆いかぶさってきた敦をじっと見つめると団地妻は口元でニコっと笑った。

「…有難う、私の傍に現れてくれて」

「俺の方こそ有難う。正直単身赴任で寂しい思いをしていたから」

 

 団地妻が敦のシャツのボタンを外してゆく。

 パサッとシャツが脱がされると、鍛えている敦の体が露わになった。その体に触れた団地妻はそのまま唇を這わせていった。

「あぁ…あったかい…」

 ペロッと敦の乳首を舐め、舌先で刺激を与える団地妻。

「はぁっ…」

 体に走る刺激で敦は自分のモノが育ってゆくのを感じた。

 乳首を舐めて吸われて、首筋を撫でられて敦の体は興奮して行った。

 

「おっきくなったね」

 ズボン越しに触れ団地妻が言った。

「もっと気持ちよくしてあげるわね」

 言いながら敦のズボンごと下着を下ろすと、既に育って直立している敦の肉棒が顔を出した。

「すごい…」

 敦の肉棒を見ると団地妻の目の色が変わった。

「すごい、立派ね」

 手で敦のモノを撫でながらすっぽりと口にくわえた団地妻は、そのまま上下に動かして敦のモノを舐めまわした。既に育っている敦のモノはドクドクと脈を打ち始めますます大きくなってゆく。

「おぅ…」

 男性にしては色っぽい敦の吐息。その吐息が団地妻をまた興奮させた。

 舌先で肉棒の先端を刺激されると敦の体は大きくのけ反る。そして先端から液が漏れ始めた。その液を団地妻は舌で舐めてゆく。

 こんな刺激は初めてだ。妻とはもう何年していないだろう?子供が生まれてから誘っても「疲れている」と言われて拒否され続けた。子供が大きくなり手が離れればまたしてくれるのかと思っていたが、そうでもなく平気で俺の前で着替えるし。全裸で歩いて恥じらいがなくなり。どんどん肥満になってゆく妻の姿に正直言って俺はもう女性の魅力を感じていなかった。

 敦がイキそうな寸前で動きを止めた団地妻は、ネグリジェを脱いで下着を外した。

 外された下着からは団地妻の巨乳が露わになった。その巨乳を敦の体にくっつけてきて、そのまま敦の肉棒を巨乳で包んだ団地妻は胸の谷間で肉棒を上下に動かし刺激した。

 これは…もしかしてパイズリか?気持ちいい…。

 柔らかく巨乳の団地妻の胸の谷間は口での刺激より気持ちよかった。

 その刺激を感じながら敦は団地妻の胸をワシ掴みにして、動きに合わせて乳首を指先で刺激した。

「あぁん…」

 パイズリをしながら団地妻が吐息を漏らした。

 そのまま畳の上に押し倒された団地妻。刺激された乳首はビンビンにしこっていて、敦が唇で吸い上げると団地妻の体が大きくのけ反った。

 舌で乳首を転がされ、唇で吸い上げられ手で愛撫を繰り返されると団地妻は自分でショーツを脱いだ。

「…もう濡れちゃった…」

 敦の手を取り自分の股に触らせた団地妻。そこはねっとりとした蜜が溢れだしていて、その蜜が団地妻の太ももに垂れてきた。

 

 敦は指でねっとりとした蜜を確認して、団地妻の両足を広げ、垂れてきた蜜を舌で舐めながらクリトクスへ向かっていった。

 既にねっとりとした蜜が溢れだしクリトクスはぐっしょり濡れている。その中を敦の舌が潜り抜け刺激し始めると団地妻から激しい吐息が漏れてくる。

「だめっ…すごすぎる…」 

 感じすぎて腰が動き始めた団地妻は吐息と共に喘ぎ声も大きくなってきた。

「もっと…あぁん…もっと感じさせて…」

 かすれる声がまたさらに興奮させる。

 

 敦の指が団地妻の膣の入口へ降りてきて、グイっと中へ入ってゆく。

 ザラザラしている中をこじ開けて広げてゆくと、ヒクッヒクッと団地妻の足が動いた。

「入っていい? 」

 耳元で敦が優しい声で囁いた。

「きて…」

 感じている目を敦に向けて団地妻が応えた。

 グイっと入り口から敦が入ってくるのを感じた団地妻から、大きな喘声が漏れてきた。 

 敦の肉棒はすっかり育っていてかなり大きくなっていた。団地妻の中へ入ると狭いトンネルを広げながら奥へと進んでゆく。ざらざらしていたトンネルを進むとその奥はフワフワと柔らかくて、まるで空を飛んでいるかのように気持ちよかった。

「気持ちいい……」

 

 グイっと勢いよく奥まで敦が入ると悲鳴の様な喘ぎ声をあげた団地妻。

 ギュッと背中にしがみついてきた団地妻を感じながら、敦の動きは激しくなる。それに合わせて団地妻が腰を振る。

 

 団地妻の激しい喘ぎ声と敦からも漏れてくる吐息が部屋の中に響いている。

「あぁん…もっと…もっと…」

「まだ足りないの? 」

「もっと…あなたが欲しい…」

「いいよ…もっと激しくいくよ…」

「あぁん…私を壊してぇ…」

 グイグイと腰を動かして求めてくる団地妻のまつ毛には、涙がぽろぽろと溢れていた。

「い・・・イキそう…」

「いいわよ…一緒にイッて…」

 絶頂を感じた時、敦も団地妻も頭が真っ白になった。

 団地妻の膣の中には敦の液が広がりギュッと締め付けて敦の肉棒を覆っていた。

 幸せだ…快楽と言うよりただ幸せだと感じるだけだった…。

 

 その後も何度も求め合った二人。

 気づけばお昼になっていて、お昼ご飯を一緒に食べて団地妻の部屋で仮眠をとった敦はその日はいつも通り仕事へ向かった。

 外はすっかり暗くなった。

 和室に灯りをともし団地妻は夫の位牌を見つめニヤッと笑った。

「あなた…。あなたはずっとしてくれなかったけど…。どう? 目の前で他の男に抱かれている私を見て、抱いておけばよかったって思ったでしょう? 」

 夫の写真を手に取った団地妻は、そっと写真を撫でながらほくそ笑んでいた。

 団地妻はこの写真の男とは夫婦だった。だが結婚初夜以降、一度も夫婦の営みがないまま男は死んでしまった。…いや…そうではなく…。

「…あなたが悪いのよ。…外にばかり種まきして、今日あなたが見ていた事は、私が見せられていた光景と同じね、きっと…」

 写真を見つめ団地妻は軽く睨み付けた。

 実は団地妻は浮気を繰り返す夫にお酒を飲ませて泥酔状態にしてベランダへ誘導して自殺に見せかけて殺したのだ。警察では泥酔状態で転落死と処理され団地妻には多額の保険金が手に入った。だが浮気していた女の一人が妊娠していた事から夫が認知すると約束していたため、半分以上持っていかれた。

 残りのお金でひそかに暮らしていた団地妻だが…。

 ピンポーン。

 チャイムが鳴り団地妻は壁に掛けてあった黒いワンピースを着て、玄関へ向かった。

 玄関を開けると警察官が二人いた。

 団地妻はにっこり笑い両手を差し出した。

 

 その後パトカーに乗せられて団地妻は連れて行かれた。

 夫を泥酔状態にして転落死させたことが調べられてしまったようで、逮捕されたのだ。いずれそうなると分かっていた団地妻は逮捕前に一度でいいから男性に激しく抱かれたいと思って敦を誘惑していたのだった。

 何も知らない敦は普段通り仕事を終えて帰ってきた。

 いつものようにベランダで煙草を吸い始めた敦は、団地妻の部屋を覗いた。

 しかし何故か分厚いカーテンが閉められていて不思議に思った。

「怖いわねぇ…半年も平気な顔して…」

「なんかネグリジェの様な格好で、見せつけていたとかよ」

「まさかご主人を殺していたなんて驚いたわ」

 団地の主婦たちの立ち話しが聞こえてきて敦はまさかと思った。

 だが、テレビのニュースが流れてきて団地妻の事が流れてきた事で事実が重なった。

 まさか…あの人が? そう思う中、敦は何となく納得できた。

 悲しそうな目をしてどこか妖艶で何かを内に秘めていた。あの仏壇は亡くなったご主人だと言っていたが見つめる目が何故か憎しみのこもっているような目つきをしていた。

 そう思いながらニュースを見ていた敦。

 それ以来、敦はベランダで煙草を吸う事をやめた。

 タバコを吸いたくなったら換気扇を回して部屋の中で吸うようになった。妻が何を言っても構わない。だってここは今は俺だけの家なのだから。

 

 何故か強い気持ちが溢れてきた敦。

 結局、敦も長年連れ添った妻とはATM代わりにしか思っていない事から3ヶ月後に離婚した。

 独身になった敦は本当の一人を満喫している。

 だが…いつかあの団地妻が戻ってきたら、その時は俺だけは優しく迎えてあげたいとひそかに願っている…。

ムフフな画像

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