元ネタ作品はこちら → https://youtu.be/K9_UBdqYGms
「店長とパート」 作:セラ
夜明け前の薄暗い休憩室。
四畳半の畳の部屋に激しいキスの音が響いている。
「むぎゅっ…あぁん…」
お互いの唇が離れる事を惜しむように激しくそして愛しく求め合い舌を絡める雄太と博美。
博美の唇を味わいながら、しなやかな雄太の指が博美のブラウスのボタンを外してゆく。ブラウスが脱がされると博美のセクシーな紫色の下着が露わになり、下着から溢れそうなくらいボリュームのある博美の胸を見ながら雄太が小さく口を開いた。
「いいね、紫色の下着も…」
そう言われると博美は恥ずかしそうに目を伏せた。
「雄太さんの好きな色だから」
「そうなんだ。嬉しいよ」
妖艶な紫色の下着に触れた雄太は、そのまま博美の胸の谷間に顔を埋め博美の体の匂いを堪能する。そしてそのまま下着の肩紐をスルッと下ろして行った。
肩紐を下ろされると博美のボリュームたっぷりの大きな胸が露わになり、先端には可愛いサクランボのような乳首が見える。
「…今日も綺麗だね…」
博美の胸をワシ掴みにしながら、雄太が白くてもちっとした柔らかい博美の首筋に唇を這わせてゆき指でまだ柔らかい博美の乳首を刺激してゆく。
「あぁん…雄太さん…もっと…」
雄太の指先のぬくもりを感じながら博美がもっとと催促してくる。
ああ…この刺激がたまらない。夫はもう何年も私に触れようともしない。誘っても疲れているとか言われるだけ。下着姿で待っていても見向きもしないで背中越しに抱き着いたら「いい歳してやめろ」と言って突き放された…。
チューっと雄太が博美の乳首を唇で吸い上げ舌先で刺激し始めると、体の奥まで刺激が伝わってきて博美の体が大きくのけ反った。
「はぁっ…」
吐息が漏れて声が出てしまった博美。
その声を聞くと雄太の動きが激しくなり、胸を激しくむ揉まれる博美。
女の人の喘ぎ声がこんなに興奮するなんてずっと忘れていた。妻とは数えるほどしか夫婦の営みが無かった。初夜の時、俺は初めてで妻以外の人は風俗の人としか経験が無かった故にテクニックなんてなかった。だが、妻を気持ちよくしたくて懸命だったのは確か。でも妻からこんな喘ぐ声は聞こえず、どこか演技をしているような声で喘ぐふりをしていたように今は思える。
いつから妻とセックスしなくなったのだろうか?俺が不規則な勤務故に、タイミングが合わないからと思っていたが…。
博美の喘ぐ声が激しくなり、雄太のシャツのボタンを外してゆく。
パサッとシャツを脱がされた雄太は、筋肉質とまで行かないが体は引き締まっていて逞しい。
「雄太さん…」
雄太の逞しい体に触れると唇を這わせてゆく博美。舌先で雄太の乳首に触れ唇で吸い上げると雄太からも吐息が漏れてくる。そのまま雄太の体を愛撫しながら唇を這わせた博美は、硬くなった雄太の肉棒がズボン越しでも分かるくらい育っているのを確認すると手で愛撫しながら雄太のズボンを下着ごと下ろした。
下着ごと下ろされると雄太の肉棒はもうビンビンに育っていた。そのまま雄太の肉棒を手で引っ張りながら口で加えた博美は、舌先で先端を刺激しながら唇を這わせてゆく。
ビクン…ビクンと雄太の肉棒が脈打つのを感じながら加えては舌先で先端を刺激してゆく博美。
「博美さん…気持ちいい…」
ああ…妻からこんなご奉仕はしてもらった事がなかった。俺のモノに触ろうともしなかった。博美はこんなにご奉仕してくれて、俺のモノを元気にしてくれて愛してくれるのが伝わってくる。だが妻は、俺がどんなに愛撫してもあまり感じていないようだった。まるで早く終われと言わないばかりに腰を振っていたような気がする。
刺激に酔いしれる雄太を見ながら博美は一瞥してクスっと悪戯っぽく笑った。
「雄太さんは今日も元気ですね」
クスっと笑った博美を見て雄太はそのまま押し倒した。
押し倒されると目と目が合った博美は、覆いかぶさってきた雄太をじっと見つめた。
「雄太さん。…愛しています…」
「俺も愛しています。博美さん」
むさぼりつくように雄太は博美の首筋に唇を這わして、鎖骨から胸へとキスの雨を降らせて行く。マシュマロの様にふっくらとしている博美の胸をワシ掴みにしながら、ビンビンに硬くなった博美の乳首を舌先で転がしながら唇で味わうように吸い上げてゆく雄太。
「あぁん…」
感じる吐息と可愛い喘ぐ博美の声が雄太の耳元で響いてくる。
激しい雄太の愛撫を感じながら博美が雄太の肉棒へ手を伸ばしそっと触れると、先ほどより熱くなっているのを感じた。
乳首を甘噛みされるたびに博美の喘ぐ声が大きくなってゆく、その度に博美は熱くなった雄太の肉棒を手で愛撫する。
夫は自分のモノに触れても喜んでくれなかった。さっさと終わらせようと乱暴な抱き方で、こんなに激しく抱いてくれたことはなかった…。
「雄太さん…もっと…」
ギュッと雄太の腕にしがみついてきた博美。
触れたその腕には火傷の跡が残っている。それは博美の不注意で負傷したものだった。そこに触れると博美はちょっとだけ罪悪感を感じた。
「博美さん。そこは、博美さんしか触れられない場所だから」
雄太がそう言った。
そう、博美と雄太の秘密の傷跡と言っても過言ではない。だから愛の形でもあるのだ。
罪悪感なんかいらないのかもしれない。
博美がそう思ったとき、タラーっと太ももにねっとりとした蜜が滴り落ちてきたのを感じた。そして雄太の肉棒もぬめりをまとって滑りがよくなっていた。
グイっと雄太が博美の両足を広げた。広げられると太ももに垂れている蜜が膝までしたたり落ちてきた。
雄太はその蜜を舌で舐めながら博美の股に顔を埋め、舌でクリトクスを刺激し始めた。
「やっ…」
嫌じゃないけど嫌って喘ぐ博美がとてもかわいい。ピクピクと反応する博美のクリトクスを雄太が舌で上下に移動して刺激し続ける。それと同時に雄太の肉棒は先端から今にも出したいと言わないばかりに液が滴り落ちていた。
「雄太さん…きて…」
とぎれとぎれの声で博美が言う。
博美の声に雄太の指が博美の膣へと降りてきて、入口を広げてゆきザラザラした部分を見つけてイジってくる。
ヒヤっと言葉にならない声が博美から漏れてくるの聞くと、雄太の熱い肉棒が博美の膣にこすりつけられた。そこはもう敏感になっていて、雄太の肉棒の先端をこすりつけられるとギュッと股をとしてしまう博美。ギュッと足を閉じると、雄太の肉棒をハッキリと感じ取り博美の足が震えてくる。
「博美さん入れるよ」
グイっと入ってくる雄太を博美は絡みつくように受け入れる。
柔らかくなって博美の入り口は、もうすっかり雄太のサイズに染まっている。
博美の膣の中を進んでゆく雄太の肉棒はどんどん膨らんでゆき、膣の中いっぱいに広がってゆくようだ。
「はぁ…」
太くて力強い…夫のモノとは全く違う刺激。もう離れられない…。
博美はギュッと雄太の背中にしがみついた。
あったかくてフワフワしているこの感覚がとても気持ちいい。妻の膣ってこんなに柔らかくなかったと思う。この場所にずっといたい…。
強く博美を抱きしめた雄太は激しく腰を動かし始めた。
押しては引いて、押しては引いてを繰り返しながら博美の膣の中は雄太でいっぱいになってゆく。
「雄太さんもっと…もっと動いて…
「博美さん…いいね…中、熱くなっている…」
「もっと雄太さんでいっぱいにして…」
雄太の動きに合わせて博美も腰を動かし始めた。
ズキュン、ズキュンと機関銃のように激しい動きの中で体中に伝わってくるのはお互いに愛していると言う気持ち。言葉じゃなく感情が伝わる心地よさ。
相性が良いのもあるだろうが、ここまで気持ちいいセックスを味わえるのはこの人しかいないと雄太も博美も思った。
ああっ…。
二人の絶頂の声が響いたとき、博美の中には雄太の液がいっぱいに広がっているのを感じた。
幸せ…このまま時が止まってしまえばいい…そう思えるくらいだった。
時間が過ぎるといつもの仕事が始まる。
仕事中はただの店長と従業員。お客さんの前では何も変わらないただの男女で過ごす。
日が沈んで閉店を迎えかたづけが終わると、雄太は博美にいつもより真剣な眼差しで向き合ってきた。
「博美さん。俺、もう自分に正直になります」
「え? 」
「妻とは離婚はできません。店の資金も出してもらっていて…でも、妻は妻で他に男を作り浮気をしている事は分かっています。それに関しては、俺も同罪です」
「それは私も同じです。夫は世間体を考え、出世の為に私とは離婚しませんが。職場の若い女子社員と浮気し放題です」
涙ぐんだ目をした博美をそっと抱き寄せた雄太。
「博美さん。もう、罪悪感は捨てましょう。これからは、自分の気持ちに正直に生きましょう 」
「…はい。…」
そっと見つめ合う雄太と博美。
「たとえこのまま不倫と言う関係のままであっても。俺は、生涯博美さんを愛し続けます」
「私も結婚することはできなくても、生涯ずっと雄太さんを愛し続けます」
微笑み会った雄太と博美。
自然と唇が引き寄ってキスを交わす。
不倫は悪い事と言われるが本当に愛する人と心から愛し合えるなら、そこに罪悪感はいらない。自分に正直になり愛し続け、愛を終わらせることはしなくていいのだ。
雄太と博美はそう決心した。
二人の関係が自分に正直になってから半年後。
雄太の妻は浮気していた相手の妻に関係がバレ多額の慰謝料請求をされることになった。重ねて浮気相手がヤバイ所から借金をしていて雄太の妻が連帯保証人になっていた事から支払いできない浮気相手の代わりに返済する事になり妻は風俗店へ連れていかれることになった。その為、雄太とは離婚になった。どんなに頑張っても借金返済に数十年はかかりそうだとか。
一方博美の方は。夫が仕事で不祥事を犯し、女子社員にみだらな行為を強制させたことがバレてしまい解雇にはならなかったが僻地へ飛ばされることになった。そこは事実上解雇と同じ扱いの場所らしい。夫は特に博美に着いてくるかと聞くことはなく黙って行ってしまった。向こうで女を作ればいいと思っているのだろうと博美は思った。
だが実はこの時、夫にはガンが見つかっていたのだ。余命は長くてあと1年、早ければ半年以内だと医師から言われていた。夫はそれでも私に何も言わなかった。黙って付いてきて欲しかったのかもしれないが、博美はついて行かなかった。博美にとってこの流れは完璧だとさえ思っていた。
雄太も博美も自分に正直になった事で、不倫と言う形ではあるが本当の愛を手に入れた。すると不思議な事に運命は二人を引き寄せる方向へと進み始めた。
雄太は強制的に妻と離婚へ。
博美は少し時間はかかるが夫と死別へ。
不倫から始まった恋は時間をかけて自由な愛へと変わってゆく。
この世界を手に入れられたのは雄太も博美も罪悪感を捨て自分に正直になると決めたからに違いない。
今日もいつも通り一日が始まる。
焼き立てのパンの匂いがとても心地いい。
「見て博美。新作のパンができたよ」
雄太が満面の笑みで見せてきたのは、可愛いパンダの白いパンだった。中にはクリームが入っているようで、子供が喜びそうだ。
「可愛いわね」
「一番に博美に食べて欲しい」
「うん、頂くわね」
出来立ての可愛いパンを一口食べた博美は幸せいっぱいの笑みを浮かべた。
「すっごく美味しい」
雄太と博美の幸せな笑顔が今日もパン屋を輝かせているようだ。
END
むふふな画像
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