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義理の母【官能レベル】★★☆☆☆

官能小説

元ネタはこちら → https://huroku-ch.com/1169

YouTubeはマイルドな表現になっています

義理の母~親父と再婚~  作:ひよ

「やっと手に入れた日常」

「おかえりなさい、あなた」

「ただいま、美奈子」

「さあ、お食事にしましょう」

私は昴さんと共にダイニングテーブルにつき、私の作った夕食を一緒に食べ始めました。

焼き魚とおひたしと味噌汁といったシンプルなものですが、やはり誰かと一緒に食べるご飯はおいしく感じます。

食べ終って食卓を片付けると、私たちはリビングに移動してくつろいでいました。

ソファに座ると、昴さんは私を優しく抱きしめました。

私は昴さんの胸に顔を埋め、幸せを味わうように目を閉じました。

私がようやく手に入れた、平穏な日常です。

三年前、複雑な事情があって、私は母の友人である大輔さんのお家に匿ってもらうことになりました。

私は元夫に暴力を振るわれていて、行き場所がない時に大輔さんを紹介されたんです。

匿ってもらえたことはもちろん、離婚の手続きなどを手伝ってくださり、私にとってはまさに大輔さんは救世主でした。

大輔さんには昴さんという三十代の息子さんがいて、彼もこの家に住んでいました。

彼からすると私は大輔さんの再婚相手で義理の母、ということになっています。

どこから情報が洩れるかわからないので、当時はそういうことにしていたのです。

昴さんに初めて会った時、無口な人なのね、と私は思いました。

唐突な話でしたし、年上の女性と同居するので、緊張していたのでしょう。

彼に比べると大輔さんは気さくな人でした。

大輔さんと昴さんは私を優しく気遣ってくれました。

彼らは申し訳なくなってしまうほどに親切で、私はすぐに二人のことが大好きになりました。

大輔さんと昴さんと過ごすうちに、心の傷も癒されていきました。

2年ほどが経ったある日、突然大輔さんが亡くなりました。くも膜下出血でした。

あまりにも突然のことで、昴さんも私も全く心の準備ができていませんでした。

リビングで私が堪えきれずに涙を流してしまった時、昴さんは傍にいて慰めてくれました。

実の息子である昴さんのほうが私なんかより辛いのに、とても優しい人です。

昴さんは慣れない葬儀などの手続きに苦戦している様子でした。

手伝わせてください、と私は声をかけました。

「いえ、美奈子さんのお手を煩わせるわけにはいきません」

と、最初はやんわりと断られてしまいました。

「大輔さんにはお世話になったんです。何もしないなんて、逆に罪悪感で辛いです」

私が何度も繰り返すと、昴さんのほうが折れてくれました。

お世話になった人ですから、出来る限りのことはしておきたかったのです。

それに、忙しい昴さんの役に立ちたいという気持ちもありました。

「美奈子さんは、優しい人ですね」

昴さんは、いつもと少し違うような調子で呟きました。

大輔さんの葬儀の手続きを手伝ううちに、私達の仲は深まりました。

ふたりで協力したおかげで無事にお葬式は終わり、私たちはある程度落ち着きました。

お葬式が終わった週末に、私たちは一緒にお家でお酒を飲むことになりました。

お酒が入ったのもあって、昴さんと個人的な話ができました。

前の職場がいわゆるブラックで、毎日残業続きの過酷な労働環境だったとか。

実家に帰ってきて、今はホワイトな職場で楽しく働いているようです。

彼女はいたけど、五年前に別れてしまって今はフリーということも話してくれました。

話をしていると、ふと昴さんの横顔の凛々しさに気づきました。

思わず見とれていたら、昴さんが不思議そうに私を見つめてきました。

「どうしました?」

「あ、い、いえ……その……」

私は思わず視線を逸らしてしまいます。

かっこいいなって思ったんです、なんて恥ずかしくて言えませんでした。

私がもじもじしていると、昴さんが口を開きました。

「前から思っていたんですけど、美奈子さんってすごく若々しいですね」

「そんな……ありがとうございます、お世辞でも嬉しいです」

「お世辞なんかじゃありませんよ。本当にお綺麗です」

私は昴さんより年上でしたし、元夫からは到底かけてもらえそうもない誉め言葉でした。

少し黙ってから、昴さんは再度口を開きました。

「……あの、もしよければ今度一緒に外に食事でもいかないですか?」

昴さんからのお誘いを断る理由はありませんでした。

「ええ、喜んで」

昴さんとならうまくやっていけそうな気がしました。

ふたりで生活するうちに、昴さんは口下手だけど、心の優しい人だということが分かってきました。

緊張しやすいだけで、慣れると沢山お話してくれるようになって、嬉しかったです。

ある日、夕食の時に、私は隠していたことを明かしました。

元夫のDVから逃れるために、大輔さんに匿ってもらっていたことについてです。

彼ははじめは驚いていましたが、すぐに理解してくれたようでした。

そして大変だったでしょう、と同情してくれました。

その気遣いに、心が暖かくなりました。

「大輔さんには感謝してもしきれません。昴さんも、本当にありがとうございます」

「いえ……俺は大したことはしていませんよ」

そんなことないのに、昴さんは謙虚な人ということを再度実感しました。

そして、私は一番伝えないといけないことを話すことにしました。

「実は、新しく住む場所を探しているんです。めどがついてきたので、あと少しでお別れになりますね」

私がそう言うと、昴さんは驚いた顔をしました。

「そんな、居てくれていいのに。心配です」

まさか引き止められるとは思っていませんでしたから、私も驚きました。

ここは立地的に都会とは言えませんでしたが、だからこそ喧噪から離れていて過ごしやすかったのです。

昴さんのことも気に入っていましたし、何も不満はありませんでした。

実は、ここに住めるのならずっと住みたいと思っていたのです。

その後何度も昴さんに引き止められ、結局私はここに住まわせて貰うことになりました。

そして何か月も同じ屋根の下で昴さんと一緒に過ごすうちに、私たちはお互いを異性として意識し始めました。

昴さんのことはもともと好みのタイプでしたし、昴さんも私のことが少しずつ気になりだしたそうです。

そんなふたりが同じ屋根の下で毎日を送るのですから、だんだんお互いに欲求が高まってくるのです。

そして私は休日に、昴さんの寝室にお邪魔しました。

胸元の開いた淡いピンク色のネグリジェを着ているので、昴さんは私の胸元に釘付けでした。

彼は興奮しているようで、顔が赤くなっていました。

「美奈子さん、俺……」

「いいんです。私も同じ気持ちですから」

私たちは口づけをしました。

私は、昴さんを受け入れたくて仕方ない気持ちでいっぱいになりました。

不器用だけど心の優しい彼のことが、愛おしくて仕方がないのです。

「昴さん、お願い。私を抱いてください」

「美奈子さん……好きです」

「私もです。お願い……」

昴さんは私の胸に顔を埋めました。

そして服のはだけた私の身体を、貪るように愛撫しました。

私は、いつしか自分から進んで腰を動かしていました。

「ん……あ……あん……」

私は思わず嬌声をあげてしまいました。

恥ずかしい……でも止められない……。

「ん……あ……ああ……」

「はあ、はあ……」

昴さんの息遣いが荒くなっていきます。

「はあ、はあ、もうダメだ!」

昴さんはそう言うと私の身体から離れました。

そして私の脚の間に顔を埋めました。

「やっ!そこはだめです!!」

私は慌てて脚を閉じようとしましたが間に合いませんでした。

「ああん……だめですってばぁ……」

昴さんの舌が私の中に入ってきて動き始めました。

私は今までに感じたことのない快感に襲われていました。

昴さんは夢中になって舐め回しています。

やがて私の一番感じるところを見つけ出し強く吸い付きました。

私はついに限界に達して達してしまいました。

「ああああっ!」

もう何も考えられませんでした。ただ快楽だけが私を支配していました。

「入れるよ」

「あああっ大っきい!」

私は昴さんの大きいものを受け入れました。

激しい快楽が私を襲って、昴さんは激しく動きました。

「ああっ! 昴さん、凄いですっ!」

私はもう何も考えられませんでした。ただ快楽だけが私を支配していました。

「 昴さん、昴さんっ!!」

私は何度も絶頂を迎えました。そのたびに頭が真っ白になりました。

「美奈子さん、俺もう限界だ」

昴さんはそう言うと、私の中で達しました。

私の中に熱いものが注がれていく感覚に溺れました。

私は幸せを感じて、そのまま抱き合いました。

昴さんとの性行為は全てが元夫のものとは全然違って、私はこの上なく満たされた気持ちになりました。

「美奈子さん、俺ずっと美奈子さんと一緒にいたいです」

昴さんは私の耳元で囁きました。

もちろん、私も同じ気持ちでした。

「ええ、私もです」

私は心からそう答えました。

それから私たちは毎日のように愛し合いました。

昴さんへの愛は、酷い元夫のことなんて忘れてしまえるほどの深い愛でした。

もう私は昴さんなしじゃ生きていけません。

きっと、昴さんも私なしでは生きていけないでしょう。

三年が経った今、昴さんからのプロポーズにより私達は結ばれることになりました。

少し前まではあんなに不幸だった私が、こんなに幸せになれるとは思っていませんでした。

こうして昴さんと幸せに暮らせているのは、今は亡き大輔さんのおかげです。

大輔さんのお墓参りのために共に歩きながら、私たちは幸せを噛みしめています。

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