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夫婦交換【官能レベル】★★★☆☆

夫婦交換

夫婦交換 作:ひよ

この作品を参考にしています

私は40代前半で、会社員をしています。

23年前に結婚した夫との間に子供はいません。

夫も私も子供が好きなので子供を望んでいるのですが、この歳ですし望みは薄いようです。

結婚する前から子供に囲まれて日々を送ることを夢見ていたので、私は諦めるつもりはありません。

なのに、最近の夫は妊活に協力してくれるどころか一緒に寝てすらくれません。

私はこの年齢にしては若く見られることが多く、姉と一緒に買い物をしていたら親子かと勘違いされたこともあります。

姉には悪いですが、昔から外見に気を使っているので内心とても嬉しかったです。

なのになぜ、夫から女として見られないのでしょうか。

私はもう女としての旬は過ぎているのかもしれませんが、まだ40代前半です。

性欲も人より強いようで、この歳になっても毎日夫としたいと思うほどです。

30代の頃はよく相手してくれていたのに、最近は全くと言っていいほどです。

子宝を望んでいる私としては二重の意味で悲しい気持ちになってしまいます。

このことについて友人の真知子に相談したところ、驚きの答えが返ってきました。

「じゃあ、夫同士を交換してみましょうよ」

私は真知子の言っていることが理解できませんでした。

夫同士を交換する?どう考えても、そんなことできるわけがありません。

「奈々、そんな顔しないでよ。交換してみれば、夜の問題も解決するかもよ?」

話を聞くとなんと、真知子は以前夫を交換してSEXを楽しんでいたようです。

夜の生活が改善する、と思うと一気に興味が湧いてきました。

「でも、これって浮気にならないの?」

「とりあえず一回目はWデートだけでも良いじゃん。大丈夫だって」

私は、真知子の言ったことに心が傾き始めました。

いろいろ不安はありますが、一度試してみる価値はあるかもしれません。

「私の夫にとられると思って、旦那さんは焦ると思うよ。うちのも実際そうだったし」

そう言って笑う彼女は、悩みなんて一つもないような活気に満ち溢れていました。

「だからさ、奈々もやってみようよ」

私は頷き、真知子の提案に乗ることにしました。

「でも、旦那さんのこと、私好きになれるかしら」

「大丈夫だって、私の旦那はご存知の通りイケメンだし、実は性欲も強いわよ」

彼がイケメンなのは認めますが、さらに不安になったのは言わないでおきました。

週末、私たちはダブルデートという事でショッピングセンターにやってきました。

「この年でダブルデートをすることになるなんてな」

半分呆れながら笑う夫に、私は様々な思いを抱いていました。

4人で歩いている時、夫を服屋に誘ったりして真知子がうまく引き剥がしてくれました。

「じゃあ奈々さん、行きましょうか」

真知子の夫である大樹さんはこの件について知らされていたそうです。

夫より若くて肉体派の彼は私をエスコートしてくれて、夫には悪いですがドキドキしてしまいました。

「今日は楽しみましょうね」

そう言って微笑む彼の笑顔に、私はまたドキッとしてしまいました。

そのまま手を握られ、私たちは歩き出しました。

「真知子から聞いてたけど、奈々さんは本当に美人ですね」

そんなお世辞に私は照れながら、彼に手を引かれて店に入ります。

夫が手を引いてくれたのなんて何年前か覚えていません。

ときめきと共に、私は夫のことが心配になりました。

「旦那さんとはもう何年もHしてないんですか?」

私は黙って頷きました。

すると、彼は少し驚いた顔をしました。

「奈々さんみたいな綺麗な人でも、旦那は放っておくんですね。薄情な人だ」

私はその言葉に少しムッとしてしまいました。

「でも、夫はいい人なんです。ちょっと最近疲れてるだけですよ」

そう言うと、大樹さんは笑いながら言いました。

「ちょっとからかっただけですよ。よっぽど旦那さんのことが好きなんですね」

私はその言葉に顔が赤くなってしまい、更にイジられてしまいました。

自分で思っている以上に、私は夫のことが好きだったようです。

カフェでお茶をしたあと、真知子達と私たちは合流しました。

「楽しかったわ。裕人さんってウブなのね」

真知子がからかうように言うと、私の夫は苦笑いしていました。

夫と車に乗ると、直ぐに夫は私の目を見つめて言いました。

「奈々、大丈夫だったか?変なことはされてないよな?俺は何もされてないが、奈々のことだから心配で心配で……」

こんなに心配する夫を見たのは何十年振りでしょうか。

最近は忘れていましたが、夫はかなりの心配性で、目が離せないという理由で私と結婚してくれたことをふと思い出しました。

「真知子さんはいい人なんだが、どうにも元気すぎて参ったよ。やっぱり君といるのがいちばん落ち着くな」

「うん、私も。帰ろっか」

景色を眺める振りをして、私は溢れる涙をハンカチで拭いました。

我が家に戻ると、緊張がほぐれてほっとしました。

一緒に夕食を食べて寝支度を済ませて寝室に向かうと、服のはだけた夫がベッドにいました。

「奈々、構ってやれなくてごめんな。明日は休みだし、一緒にいよう」

「……あなた」

私は滑り込むように、夫の胸元に抱かれました。

夫は私の首筋に何回もキスをして、私はおもわず声を上げてしまいました。

「ああ……っ」

胸の弱いところを触られて、私は体をくねらせました。

夫のあそこは既に固くなっています。

夫の性欲は衰えてないようで、嬉しくなってしまいました。

「お願い……もっとして」

そう彼の耳元で囁いた私に我慢できなくなった彼は、私を押し倒してキスをしてくれました。

「ああ……奈々、好きだお……」

そう言って彼は私の乳房にしゃぶりつきました。

久しぶりの刺激は強すぎて、私はあられもない声を上げてしまいます。

そのまま下を触られたり舐められたりしている内に、我慢できずに腰を動かしてしまいました。

「奈々、かわいいよ……」

夫がそう言いながら私のあそこを舐める顔を見ていると、私は今までにない快感に襲われました。

夫の指がクリトリスを刺激する度に私は悶え、声を抑えられません。

「もう……ダメ、いく、いっちゃう!!」

私は夫にしがみつき、あっという間に快感の波に飲み込まれてしまいました。

肩で息をする私の髪を撫でながら夫は優しくキスをしました。

「奈々、可愛いな。そんな奈々を一人にした俺って本当にダメな男だ」

「いいのよ……これからはひとりにしないでね。さあ……」

私は夫のそれに触れて、挿入を促しました。

夫は私の首筋にキスしながら挿入してきて、私はまた声をあげてしまいました。

「ああっ!」

こんなに気持ちいいのは久しぶりで、私は喘ぎっぱなしになってしまいます。

夫も久しぶりのセックスに興奮しているようで、いつもより激しく私を求めてきます。

「あなた……ああっ!!」

激しく奥を突かれる感覚で、私は何も考えられません。

ただ、夫のことを愛しているという気持ちと快感が私を満たしていました。

「奈々、もう……出そうだ!」

私は頷きながら、夫を抱きしめてキスしました。

「きて……あなた」

夫は私の奥深くにそれを突き刺して、熱いものを放出してくれました。

その感覚で私も絶頂してしまいました。

そのまま私たちは抱き合ったまま眠りにつきました。

翌朝目を覚ますと、夫が私にキスをしてきました。

「おはよう、あなた。昨日…良かったよ」

私は夫がもう一度したくなるように甘えた声を出しながら、彼に顔を近づけます。

夫は苦笑いしながら私を見つめました。

「朝から元気だなぁ」

そう笑いながらも、夫は既に固くなっていました。

そんな夫のあそこを触りながら、私はまたおねだりしました。

「ねえ……お願い…」

私がそう言うと、夫は私を押し倒しました。

数ヶ月経った今、私は夫との子を妊娠しています。

夫との仲も改善されて、休みの日はいつも一緒に過ごしています。

あのダブルデートを提案してくれた真知子と、大樹さんには何度感謝してもしきれません。

そして、子宝を与えてくれたことにも。

私は夫に肩を抱かれながら、心の中で二人にお礼を言いました。

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