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『義両親』【官能レベル】★★★★☆

官能小説

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義両親~義弟との再婚を強要してくる 作:セラ

私の名前は奈津美。結婚して10年、義両親や義弟との同居生活はそれなりに順調で、夫との仲も良く幸せな結婚生活を送っていました。義両親からは「孫はまだ?」とたびたび催促されていましたが、病院で調べても私も夫にも異常はなかったので、焦らずに時期を見て子作りに励んでいました。

しかし、ある日突然、夫の体に異変が起きました。病院で検査を受けた結果、末期のすい臓がんだと告げられたのです。信じられないほどのショックを受ける間もなく、夫はそのわずか二ヶ月後にこの世を去りました。

「人の死ってこんなにもあっけないものなのか…」と、私はただそのことばかりを考え続けていました。子供には恵まれなかったものの、夫との結婚生活は私にとって幸せなものでした。

そんな中、義両親から「少し話があるんだけど良いかな」と声を掛けられました。重苦しい雰囲気の中、リビングで向かい合った私は、(もしかしたらもう家を出て欲しいと言われるのだろうか)と覚悟を決めていました。しかし、義父の言葉は私の予想を大きく裏切るものでした。

「奈津美さん、洋一が亡くなってもう2カ月になるね」と義父が慎重に話し始めました。
「私たちも年を取ったし、奈津美さんさえ良ければ隆二と再婚してくれないか」
と、夫の弟との再婚を勧めてきたのです。耳を疑うような言葉に、私は頭が真っ白になり、胸に鋭い痛みが走りました。どうしてこんな提案ができるのか、理解が追いつきませんでした。
「え?どういう意味ですか?」と問いかけると、

義父は「そのままの言葉通り、隆二と再婚して、早く孫を見せて欲しい」と答えたのです。

戦時中はそういうこともあったと聞いたことはあるけど、信じられない提案でした。

「この話、隆二さんは知っているのですか?」と聞くと、

義父は「あぁ、知っているよ。隆二もそれで良いって」と平然と答えました。私は愕然としました。たった2カ月前にこの人達の家族を亡くしたばかりなのに…。

義母は「すぐには答えなくていいから、少し考えてみてくれない?」と穏やかに言いましたが、正直なところ私は夫の弟である隆二さんが苦手でした。

彼は夫とは8歳も年が離れており、末っ子ということもあり義両親から甘やかされて育ってきました。これまで定職に就いたことがなく、今でも小遣いをもらっているという、社会人として未熟な人でした。そんな人と再婚なんて考えられませんでした。義両親は、自分たちの老後を見据えて、隆二の面倒を見てくれる存在を求めていたのかもしれません。そして何よりも、孫を抱くことが最後の願いだったのでしょう。

それからというもの、毎日のように「考えてくれた?」と義両親から質問攻めにされる日々が続きました。その上、隆二さんの目つきも変わっていて、気持ちが悪くて仕方がありませんでした。家に帰っても気が休まらず、夫が先立って未亡人になって間もない私に対し、再婚と出産を迫る姿勢は、嫌がらせを超えていると感じました。逃げ場がないと悟った私は、こっそりと家を出る準備を始めました。夜中に静かに荷物を少しずつまとめ、新しい住まいを決め、必要最低限の家具を揃えました。あとは出ていく日程を待つだけでした。

しかし、その計画は義母にバレてしまいました。義母は私が留守中に部屋に入り、引っ越しの見積もりを見つけてしまったのです。家族全員が集まり、リビングで家族会議が始まりました。「奈津美さん、うちを出ていくのか?」と義父が尋ねました。「はい、洋一さんが亡くなってから、私はまだ何も考えられません」と答えた私に対し、義父は「考えられなくても良いじゃないか。家族としてここで過ごせば」「子供ができたら、辛いことも忘れるよ」と次々と言葉を並べました。

私は何度もできないと説明しましたが、義父は「分かった。一旦家を出ても良い」と納得したようでした。しかし、義父がそう言った後も、隆二さんは納得せず、「親父!」と食い下がりました。義父はそれを遮り、

「君はもう私たちの家族なんだ。いつでも戻ってきなさい」と、私に優しく言ってくれました。

引っ越しの前日、義両親は優しく接してくれました。荷物の箱詰めを手伝ってくれ、「元気で過ごすんだよ」と声をかけてくれました。出ていくのが辛いと思えるほどの親切さに感謝しながらも、引っ越しの日、夜中にリビングから聞こえた声でその優しさが偽りだったことを知りました。

「今はまだ駄目だ。もう少し時間が経ったら声を掛けよう」と義父の声が聞こえ、「どれくらい待てばいいんだよ」と隆二さんの声が続きました。

「時間が経てばおまえのものになるんだからもうちょっと我慢しなさい」義父の言葉に私は絶句しました。結局、義両親の優しさはただの仮面だったのです。

新しい住まいに引っ越し、ようやく落ち着いたと思った矢先のことです。仕事帰りに家に帰ると、部屋の電気がついていました。消し忘れたかなと思ってカギを開けると、そこにはなんと義両親がいました。

「おかえり、奈津美さん。おかず持って来たんだけど、いなかったから大家さんに開けてもらったよ」と、勝手に家に上がり込んでいたのです。その瞬間、全身に鳥肌が立つのを感じましたが、波風を立てず、感謝の言葉を述べた後、義両親には帰ってもらいました。しかし、このままだと確実に再婚させられてしまうと感じた私は、再度引っ越しを決意しました。

数日後、義母から「奈津美さん、いつも家にいないけどどこにいるの?」というメッセージが届きました。義両親は何度も隆二さんを連れて私の家を訪れていたようです。私はすぐにスマホの電話番号を変更し、連絡が取れないようにしました。それでも今までお世話になった義両親には申し訳ないと思い、丁寧にお礼とお断りの手紙を書いて送りました。

手紙を送ったことで、ようやく一息つけた気がしましたが、それも束の間でした。

次の日、会社で「奈津美さん、電話入ってるよ。外線3番」と言われ、受話器を手に取りました。

「もしもし奈津美さん?」電話の相手は義父でした。その瞬間、全身が凍りついたように感じました。体の奥底から冷たい震えが広がり、心臓が激しく鼓動を打ち始めました。逃げ出したい衝動に駆られましたが、それを抑え込み、どうすべきかを必死で考えていました。


その時、私の持っていた受話器を奪い取る人物がいました。「もしもし、私は奈津美さんの上司の高梨と申します。私用電話はお断りしておりますので、会社に関係するご用件でなければ切らせていただきますね」と言いました。義父は怒り口調で何やら反論しているみたいでしたが、高梨さんは「身内への連絡なら今の時代、通常は携帯電話へかけるのが妥当だと思われます。我が社は大変忙しいので、私用電話に回線を使うのは業務妨害に値します。その場合合法的に処置させていただきますがよろしいですか?」と毅然と答えていました。それを聞いた義父は引き下がったのか、電話は切られました。

ほっとしたものの、職場にまで電話をかけてくるとは…。断っているのに、このしつこさは異常をはるかに超えていると感じました。高梨さんにそっとお礼を言い、私は仕事を続けました。

その後、仕事が終わり帰り支度をしていると、高梨さんが

「奈津美さん、ちょっと俺に付き合ってくれる?」と声をかけてきました。「え?」と驚きましたが、彼の真剣な表情に胸がドキッとしました。普段は冷静な彼が、急な誘いをしてくるのは珍しいことでした。「裏口から出よう。車がすぐ近くにあるから」と言われ、その通りにしました。

車で通り過ぎる時、私は背筋が凍りつくような思いをしました。なんと、表口付近に義両親がいたのです。帰社する社員は不審者を見るような目で義両親を見ていましたが、義両親は通り過ぎる社員に私のことを聞いている様子でした。私はもう会社にもいられない、転職するしかないと考えました。友達の家にもこれ以上迷惑をかけられないし、いつ居場所を突き止められるかわからない。その時が来れば、友達にも多大な迷惑がかかるでしょう。

車内で高梨さんが言いました。

「ねぇ奈津美さん。俺、近いうちに海外赴任が決まったんだ」

「え?そうなのですか?」と驚く私に、彼は

「そうなんだ。海外支店を任されることになってね。それで、どうしてもアシスタントが必要なんだけど、奈津美さん海外に行く気はない?」と提案してくれました。

「海外…」。興味がないわけではありませんでした。私は実は4カ国語を話せるほど語学に興味があり、結婚前には通訳を目指していたこともあります。しかし、結婚を機にその夢は諦めていました。

「奈津美さん、亡くなったご主人のご両親にかなり困っているようだね」と高梨さんが言いました。

「どうしてそれを?」と驚く私に、彼は

「奈津美さんの友達がね、俺の亡くなった妻の親友なんだ」と彼女から連絡があったそうだ。そして彼もまた、私と似たような境遇にあったことを初めて知りました。

高梨さんも、妻を亡くした後、妻側の両親から無理やり結婚を迫られた経験があったのです。彼の妻の妹は甘やかされ過ぎて育ち、社会人経験もないまま実家に住んでいました。妻が亡くなった後、妹との再婚を強制され、妹の面倒を見させようとしたのです。彼はその状況に耐えかねて弁護士に相談し、法的手段に訴えました。その後、転職し、遠くに引っ越して現在に至るとのことでした。

車を走らせ、彼の住んでいるマンションに着いた時、彼は「しばらくここで暮らしたら良いよ。部屋が余ってるから」と言ってくれました。義両親と義弟から私を守るために…。私はしばらくお世話になることにしました。夫を亡くした後も、私を気にかけてくれていた高梨さんに、私は自然と心惹かれていきました。

 寝る部屋を用意してくれた高梨さん。 

 ベッドがないから布団を敷いてくていました。

「もし、ベットが良ければ俺のベッド使ってもいいよ」

「え? そんなことできません。布団で構いませんから」

「そう…」

 なんだか残念そうな表情に見えたのは気のせい?

 やっと一息付けた。

 部屋の壁にカレンダーがあり見てみると気づけば夫の死から半年以上経過していました。

 夫を亡くして悲しみに浸っている暇もなく再婚を迫られ、それだけじゃなく孫まで要求され…。

 同居していると逃げようにも逃げられない…。

 

夫は死ぬ間際に「今までありがとう。これからは自分の幸せを考えて生きてくれ」と私に言い残して死にました。私はあたたかな家庭を作りたかった。もちろん、夫との子供が欲しかったけどそれも叶わなかった。

 この先、私はどうしたら良いんだろう…。

いろんなことを考えていると中々寝付けませんでした。

 コンコン。

 遠慮がちにノックする音が聞こえてハッとなった。

「奈津美さん…起きてるかな? 」

 

 え? どうしたの?

 そう思いながらドアを開けました。

 ドアの向こうにはちょっと恥ずかしそうな顔をして高梨さんが立っていた。

「ごめん…」

 恥ずかしそうに頭をかきながら謝る高梨さんは、日頃職場での上司の姿は全く感じられず何となく可愛い男の子のように見えました。

「あのさ…久しぶりなんだ、誰かが傍にいてくれるのって…」

「少し一緒にいても良いかな」

 

 ああ…そうだ私も…夫を亡くして逃げるように引っ越ししたのにつきまとわれて…

 久しぶりにこんなに落ち着いていられる…。

 部屋に入って来た高梨さんは私を優しく抱きしめてきました。

「…ずっと気になっていたんだ、奈津美さんの事。ご主人を亡くされてからも、なんだか困っているようで力になりたくて…。このまま俺が、奈津美さんを守っていっちゃ駄目かな? 」

「え? 」

 驚いて見上げると真剣な目をして見つめている高梨さんの表情がとても愛しく見えました。

 それはいつも優しい表情で見つめてくれた亡き夫と似ているようにも感じました。

「…私、守られるばかりでは嫌なんです。」

「奈津美さん…」

 彼に再び強く抱きしめられ、そしてそのまま唇が重なりました。

 ふんわりと暖かい高梨さんの唇は、私の心にスッと入ってきました。なんだか急に心が軽くなっていきました…。

 軽く求めてくるキスから、吸い上るディープキスへ変わっていく。

 激しくなってもとても優しいディープキスに、私は酔ってしまいました。

 そのまま布団へ押し倒されると首筋に高梨さんの唇が這ってきました。

 柔らかくて心地いい唇が首筋から鎖骨へ降りてきて私のパジャマをゆっくりと脱がせて行きます…。

 私も同時に高梨さんのパジャマを脱がせました。

「綺麗だね」

 そう囁かれるとなんだかくすぐったい。

 ギュっと彼の手が私の胸を包み込んできた。優しく大きな手に包まれていると胸が温かくなっていくのを感じました。なんだか硬くなっていた私に胸をゆっくりほぐしてくれる彼の手は救いの手のように感じました。

「あっ…」

 彼の唇が私の乳房を包み込み、そして舌先が乳首を攻撃してきます。

「あぁぁん…」

 体に走る刺激…なんだか忘れていた何かを思い出させてくれました。

 

 乳首を攻撃されながら私は彼の股間へ手を伸ばしました。

 

「な…奈津美さん…」

 彼も感じている声が出ました。

 そのまま彼のモノを手で上下に刺激していくと、見る見るうちに直立不動に育ちました。

 

 私は彼の下着を下ろし、そのまま彼のモノを口に咥えました。

 大きく育っている彼のモノはドクドクと脈を打ってました。口で上下に攻撃して舌先で先端を刺激すると

「おぉ…」

 彼の吐息が漏れてきた。

「んっ…ちょ…だめ…」

 私の刺激に合わせて彼がまるで女性の様な喘ぎ声を漏らしました。

 私はその声に興奮を覚え、喘ぐ声に興奮してもっと聞きたくなりました。

 「だめだ…イッ… 」

 そう言うと同時に起き上って来た彼は私を布団へ押し倒しました。

「…俺の事こんなに興奮させて…責任取ってね! 」

 今度は彼が野獣のようになり驚きました。

 スッと私のパジャマのズボンを下着ごと下ろした彼は、そのまま両足を開き顔をうずめました。ペロっと彼の舌が私のクリトリスを刺激されました。

「あぁぁん…はぅ…」

 久しぶりの刺激に私は自分でも分からない声が出ました。

「かわいいね、奈津美さん」

 か、かわいい? そんな事言われたの久しぶり。

 彼はどんどん私のクリトリスを舌で攻撃してきて、膣に指をグイグイ入れて入り口をこじ開けられました。指の感覚と舌の感覚が同時に伝わってきて頭は真っ白になり、私は自然と腰を動かしていたみたいです。

「そろそろいい? 」

 彼が育った自分のモノを私の入り口に押し当てました。

「は…い…」

 彼のモノが私の入り口を無理矢理こじ開けました。

「いっ……痛いっ……!! 」

 初めてではないのに痛みを感じました…。

見た目以上に大きい彼のモノに、こじ開けられる痛みを感じていました。お構いなく彼がグイグイ進んでくる。どくどくと脈打つのが感じられ、開かれるトンネルが私の中で心地よく、もっと…もっとと彼を受け入れていました。

 

 ドーン! と、何かがぶつかるよりも激しい衝撃を感じたと同時に、彼が激しく動き始めた。

「あっ…あぁぁん…」

「奈津美さん、奈津美さん」

「はぁん…あぁぁん…」

 彼の背中にしがみつきながら私も激しく腰を動かしました。

「奈津美さん…結婚しよう…」

 激しく突きながら言う事? ちょっとそう思ってしまった私だけど、気持ちよすぎてあまり深く考えられませんでした。

「は、はい…」 素直に返事をした。

彼のモノが大きく膨らむその瞬間、私の子宮の中に彼の精液がドバーっと広がるのを感じました。

それと同時に私も頭が真っ白になり、生れて始めてイクということを経験しました。

な、なにこの感覚は。本当に頭が真っ白になり私の体は力が抜けてしまいました。

その時「奈津美さん」彼はそう言うと私の頬を撫でてくれました。

顔を触られただけなのに体全体がビクッと反応してしまいました。

その後も朝まで彼にイカされ続けました。

普段の優しい彼は、夜は本当に野獣のようでした。

もう、心も体も彼のものになってしまいました。もうこの人としか生きていけない。そうとしか考えられなくなりました。

 そして2ヶ月が経ち、明後日が出発の日になりました。

その間も、義両親達は会社の前で張り込み状態で私を待ち伏せしたり、押しかけたりをまだ繰り返していました。

会社からは迷惑行為だと注意してくれ毎回追い出してくれていました。が、どこから情報を得たのか私が明後日から海外に出発することを知り、遂に職場の中にまで怒鳴り込んできたのです。

「奈津美さん、どこにいるんだ」

「早く隆二と結婚しなさい」

「私たちをなんだと思っているんだ!」

などと逆切れしていました。その際、止めに入った同僚を付き飛ばしたりしたため、義両親は警察に逮捕されました。

 言い訳ばかりしている義両親と義弟だったが、今までの経緯を会社の弁護士から警察へ報告し逮捕に至ったそうです。

 

 私はその後、姻族関係終了届を提出して義両親及び義弟とは縁を切りました。

 夫の供養は気になりましたが陰ながらすることにして今後は関りを一切立つことにしました。

 そして高梨さんと共に海外へ出発しました。

 もう義両親も義弟も追いかけてくることはできないでしょう。まだ彼らの拘留中に出発出来てよかったです。彼らは反省せず、出てくるとすぐにでも押しかけてきそうな雰囲気でしたから。

会社が常に私を守ってくれ、毅然とした対応をしてくれたことに本当に感謝しています。

ご迷惑をおかけした会社にはこれからも尽くしていきたいと思います。

そして日本を経つ飛行機の中で

「迷惑かけたな。これから頑張れ」と声が聞こえてきたような気がしました。

夫が最後に「私の幸せ」を願ってくれたのだと思いました。

この幸せがこれからも続くことを、心から願っています。

むふふな画像

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