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義理の母(官能小説版)

禁断の関係

元小説はこちら→https://huroku-ch.com/628

 薄く白いレースのカーテンから月の光だけが差し込んでくる寝室に広めのダブルベッドが置いてある。ベッドの他にはクローゼットしかなくシンプルだ。

 白いベッドカバーが敷いてある清楚なベッドにそっと押し倒されたのはまだ40代前半の女性。若々しい顔立ちに艶のある白い肌は見ているだけで触りたくなる。長い首筋は絹のように滑らかで長い髪が妖艶の様に艶やか。

 女性の名前は奈美、70歳を超える一郎の後妻として嫁いできたが、一郎は病に倒れ長期入院。ずっと家政婦のような…一郎の介護をする為に結婚したかのような日々を過ごしていた。

 そんな中奈美は、普通の関係ではない人に恋をした。

 それは息子の達男だった。一郎と似た顔立ちではあるがどちらかと言えば女性よりの綺麗な顔立ちだ。一郎の息子だと接してきていたが、いつしかそうではなく一人の男性として意識し始めた自分がいる事に気付いた奈美。

 一郎の妻だからと言い聞かせていたがそれにも限界が来た…。

 じっと見つめる奈美。

 奈美の見つめる瞳に吸い込まれるように覆いかぶさってきたのは達男。シンプルな紺色のパジャマ姿で、なみを見つめる達男の瞳はとても愛しい目をしている。

「奈美さん…」

 名前を呼ばれると見つめている奈美の瞳が潤んできた。

「もういいですよね? 名前で呼んでも」

「…そうね。…達男さん…」

 お互いにそっと微笑み会うと達男の顔が近づいてきた。

 スーッと近づいてきた達男の唇が、赤くプルっとした奈美の唇に重なった。見かけより柔らかい奈美の唇を味わうように、達男が激しいキスを繰り返してゆく…。繰り返すキスだけでは物足りず、奈美の歯列を割ってスルッと達男の舌が入ってきた。

「んっ…」

 小さく波の吐息が漏れてくる。

キスをされるのはどのくらいぶりだろ…。一郎とは結婚して初夜を迎えて間もなく病に倒れた。看病するだけの生活になりキスをしたいと言う感覚も忘れかけていた。伸びてきた達男の舌の感覚は一郎とは違う。まだ若い達男の動きは激しくて、あっという間に奈美の口の中を覆い尽くし犯してしまう。その感覚がたまらなく達男の舌をなみの舌が追いかけてゆく。

「奈美さん僕はもう我慢しませんから」

  唾液に糸を引きながら唇を離した達男が言った。

 「我慢しなくていいわよ。私も同じ気持ちだから」

  同じ気持ちと言われると、達男は奈美の手を取り股間へと持って行った。

  奈美が触れたそこは、しっかりと勃起してパンパンに膨らんでいる達男自身が感じられた。その様子を一瞥したなみはクスっと笑った。その笑みは軽蔑の笑みではなく、可愛い子供を見るような…素直な達男がかわいくてたまらない笑みだった。

「先に私がご奉仕してあげるわね」

 覆いかぶさっていた達男をくるっとベッドに寝かせると、そっとズボンを下ろして元気に直立している達男自身をそっと唇で覆った。覆った唇で優しく包み込まれ舌先で先端を愛撫されると達男の吐息が漏れてきた。

 こんな感覚は初めて…達男は自分の意志とは全く反対に身体が反応してしまう。奈美の唇が達男の先端を包み込み舌先で刺激され、優しい奈美の手が達男の肉棒を引っ張る。

 達男の表情はすっかり快楽に打ち震えている。そんな達男の表情を見て奈美は嫣然と微笑んだ。

 初めて感じた快楽は気持ちよくてたまらない。だが人は慣れてしまうもので同じ刺激を何度も受けていると感じなくなる。だが奈美は、手を変え品を変えるように刺激のやり方を変え達男を飽きさせない。

 これが大人の女性なのか? と達男は思った。

 気持ち良すぎて頭が真っ白になりそうなときピタッと奈美が動きを止めた。

「出したいの? 達男さん」

 荒げた息で達男が頷いた。もうイキそうで我慢していたのだ。

「ダメよ、イキたかったらわかるわよね? 」

 ちょっと意地悪っぽくなみが言った。

「一人でイッちゃだめよ。…私も一緒に…ねぇ…」

 耳元で囁いた奈美。

 鼻先に甘い香が漂いゴクリと息を呑んだ達男。

 

 奈美がちょっとイタズラっぽく笑った瞬間。達男は奈美の両手を掴んで押し倒した。

「奈美さん…結構Sなのですか? 」

 ニヤッと笑った達男は、サッとパジャマの上を脱いだ。

 見かけより引き締まった達男の体は、一郎に比べて若々しく艶やかで見ていると息を呑むくらいだ。

 奈美は若々しい達男の体を見ると、ほんのりと頬を赤くしていた。

 

 カーテンから月明かりが差し込んできて、達男にも奈美の体のラインがハッキリ見えた。細身のラインにボリュームのある胸の膨らみが下着越しにもハッキリ判る。

「奈美さん…愛しています…」

 奈美の谷間に鼻先をうずめ匂いを堪能した達男はスルッと下着の肩紐を下ろした。肩紐を下ろされるとボリュームたっぷりの奈美の胸が露わになる。その胸をワシ掴みにして、まるで味わうようにもみほぐす達男。

「あぁっ…」

 小さな吐息を漏らした奈美。その吐息がたまらなく、達男はそのまま奈美の乳首に指で触れた。そこはまだ柔らかかったが、達男が触れるとピクピクと反応して硬くなってきた。

 ビンビンにシコって硬くなった奈美の乳首に吸い付いて、舌先で愛撫してゆくと、奈美の身体が大きく反応する。

 やめてと言わないばかりに反応する動きと、もっとシテ欲しいと催促するような動きが入り乱れギュッと達男の背中にしがみついてきた奈美。

 胸を揉みながら体中に愛撫を繰り返し、そして唇を這わせてゆく達男。舌先で舐めるように這わせてゆく唇で味わう奈美の身体は女性の味で、もっともっと味わいたいと思える。

「はぁっ…」 

 奈美の吐息が激しくなってくると、スーッと達男の手がなみのショーツに伸びてきて中に侵入してきた。

 そこは溢れんばかりのねっとりとした蜜が溢れていて、達男の手に絡みついてくる。その蜜の中を通り達男の指先がなみのクリトクスに触れた。

「あっ…」

 クリトクスに触れられた刺激でなみの声が大きく漏れてきた。

 

 そのままショーツを下げられた奈美。そこからタラーっと蜜が太ももに垂れてくる感覚を感じたなみは恥ずかしそうに目を閉じた。

 達男は奈美の両足をグイっと広げ、そのまま顔を埋め太ももに垂れてきた蜜を舌先で舐めた。そして、そのまま奈美のクリトクスを舐めはじめトロッとした蜜の中をくぐりながら舌先でクリトクスを刺激し始めた。

 吐息と共に奈美の声が漏れてきて腰が動き始めた。達男の舌先が気持ちよく、そして指で膣をこじ開けられる感覚がたまらなくて腰を振ってもっと、もっとと求めてくる奈美。

 蜜がどんどん溢れてくる奈美の膣は達男の指で絶頂に達しようとしていた。

「奈美さん…入れていいですか? 」

 尋ねられると奈美は軽く頷いた。

 硬くて力強い達男の肉棒が奈美の膣に触れてくると、それだけでまた蜜が増えてくる。

 グイっと達男が入ってくると、久しぶりの感覚に痛みを感じる奈美だが絡みつくように達男を受け入れ吸い上げてゆく。

「はぁぁん…」

 声にならない吐息と共に漏れてくる奈美の声。膣肉がギュッと収縮して達男に絡みついてくる。

「あぁん…」

 奈美の吐息の声色が変わってゆき、膣内は熱くなり達男自身を包み込んでしまう。

 グイグイと侵入してくる達男自身を感じながら、奈美は一郎と過ごした初夜と比べてしまった。

 奈美より随分と年の離れていた一郎は、大人の魅力と言うよりも父親のような存在だった。奈美は早くに父を亡くしていたことから男性にはどこか父親の面影を求めていたのかもしれない。

 一郎のリードに身を任せていた奈美だったが正直「早く終わって」と言うのが本音だった。

 これは相性の問題もあるのかもしれないが、達男の大きさとは全く違い挿入する感覚が弱く、感じているのかどうかも不確かで、それでも感じているふりをしなければ申し訳ない気がして演技をしていた奈美。

 初夜だけ営みを交わして一郎は間もなく病に倒れた。それからずっと営みはなかった。

 

 達男がグイグイ入ってくるのを感じ、もっともっと入ってきて欲しいと受け入れる奈美がいる。

 ギュッと体を密着してきた達男が膣に味合わせるように、奈美の身体を回した腕に力を入れてきた。

 ドクン…ドクン…。達男の鼓動が伝わってくる。そして感じる達男の体温は、奈美のちょっと冷えている体にはちょうど良く気持ちよかった。

 ギュッと皆の体に力が入り硬くなったのを感じた達男。

「大丈夫ですよ、奈美さん」

 耳元で低い声の達男に囁かれ、奈美は感じている目で見つめた…。

 目と目が合うとそっと微笑みあう達男と奈美。

 スローペースで達男が腰を動かし始めると、ゆっくりと快楽付けにされてゆく奈美。吐息が激しく漏れてきて次第に声が漏れてくる。

 ズキュン…ズキュン…まるでマシンガンの様に激しく腰を振り始めた達男の動きに、皆の腰が震えてくる。若くて硬い達男自身は皆の膣だけではなく体中に刺激を与えていた。

 激しい動きの中もっともっと動いてと、奈美が吐息交じりに言う。その言葉通り達男は激しく動いて奈美を喜ばせる。

 もうどうでもいい…この人を愛している。

「奈美さん…」

「いや…さんはつけないで…。奈美って呼び捨てで呼んで」

「奈美…」

「達男さん…」

「愛している」

「私も愛しているわ」

 ギュッとお互いに強く抱きしめ合い絶頂を感じた。

 頭が真っ白で何も考えられない。でも一つだけはっきりとわかっている事は、目の前のこの人を心から愛していると言う事だ。

 その後。

 達男も奈美も何度も求め合った。これでも足りない、まだ足りないいくら求めても足りないと思えるくらい。

 気が付けば朝方になり二人で抱き合って眠っていた達男と奈美。

奈美の立場から言えば不倫になってしまう。しかも相手は仮にも戸籍上は息子に当たる男性。

 奈美は夫の一郎とは親子ほど年の差がある。

 年上の男性に恋をして結婚した奈美だが、今度は年が近い息子の男性に本気で恋をした。

 普通の関係じゃないけど最高の幸せを手に入れたと奈美は思った。

 この日を境に入院している夫の一郎には絶対に言えない秘密の親子関係が続くようになった。

 罪悪感があるのかどうかも分からないほど幸せを感じる達男と奈美。

この関係が続き始めて三カ月後。

一郎が長年の病床の末息を引き取った。最後に奈美に「心から愛する人と幸せになりなさい」と言い残したようだ。 

 

「心から愛する人と幸せになりますね。一郎さん」

 納骨を終え一郎のお墓の前で手を合わせた奈美が言った。

 夫を亡くしたと言うのに晴れ晴れとした笑みを浮かべている奈美。その隣には息子である達男がいる。

 達男もお墓に手を合わせた。

「父さん、僕も幸せになるから安心して下さい」

 

 そっと見つめ合う達男と奈美。

 背中に回した手と手を取り合って、そっと握り合う。

 永久に夫婦にはなれない関係の奈美と達男。しかし二人は最高の幸せを手に入れた。

 介護のために結婚したとか遺産狙いだとか罵られた事もあった奈美。もちろん結婚したのは愛し合っていたからだ。そんな思いをこらえて過ごしてきた中で出会ったのは戸籍上の親子になる息子の達男。

 何となく惹かれあった達男だったがこんなにも幸せな気持ちになれる相手になるとは思わなかった。

 

 達男が愛した相手は戸籍上の継母だが最高に愛せる女性だ。

 奈美がいてくれるだけで何もいらないと思える最高の幸せを手に入れた。

 

 二人が選んだ幸せの形。

 秘密の幸せでも完璧な愛の形である。

 二カ月後。

 奈美の妊娠が発覚した。気づいたときは既に4ヶ月経過していた。

 病床の床にいた一郎に子づくりをすることはできないが、戸籍上夫婦である奈美と一郎の間に授かった子供である以上、父親は一郎になる。

 もちろん父親は達男だが、表向きは一郎の忘れ形見として公表するしかなかった。

 周りにもいろいろ聞かれるのがやっかいなので、すべての人とのつながりを切り引っ越しまでして関係を断絶した。それでも奈美は幸せだった。達男も同じ気持ちだ。戸籍上は兄弟になってしまうが、愛する人との間に授かった子供には違いない。

 また秘密が増えてしまったがそんなことはどうでもいい。

 二人の幸せそしてその幸せの形がきてくれたのだから…。  大切なのは自分がどうありたいか、それだけだろう

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