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初体験

官能小説

初体験:ひな

男性が怖い私は、もう結婚には縁のないものだと思っていました。

介護士をしている私は、同僚が次々と結婚していく中で私はもはや諦めていました。

結婚はタイミングが重要だとよく言われます。

私はそのタイミングを逃してしまったようで、もう40歳になっていました。

昔褒められていた容姿も、この年になってはなかなか褒められることもありませんでした。

そんな日々ですが、奇跡的な出会いがありました。

私はいつものように恵子さんと接していました。

恵子さんは認知症で、海斗さんという名前の息子さんがいることすら思い出せなくなってきていました。

海斗さんは何回かお会いしましたが、挨拶だけといった感じであまりお互いのことを知りませんでした。

しかし彼はいつも恵子さんのお見舞いに来てくれていて、親想いの素敵な息子さんといった印象を抱いていました。

ある日、私は海斗さんと二人でお話する機会がありました。

「いつもありがとうございます」と彼が話しかけてきたのです。

「いいえ。仕事ですから……」

男性が苦手なのでそっけない返事をしてしまったのに、彼は優しく接してくれました。

「いつも母はみどりさんのことを話してくれますよ。親切にしてくれるって。息子としても感謝してもしきれません」

苦労の多い介護の仕事をしていても、こんなに真っ直ぐに感謝の言葉を伝えられることは稀です。

私は驚いて、でも嬉しくて涙が出てしまいました。

「海斗さん、すみません、お気になさらずに」

「母のことでお疲れでしょう。仕方のないことですよ」

そういって海斗さんは私のことを励ましてくれました。

こんなに優しくしてもらえるなんて思っていなくて、私はさらに泣いてしまいました。

彼は私が落ち着くまでそばにいてくれました。

「ありがとうございます。落ち着きました」

「いいえ。当然のことですからね」

そういって彼は微笑みました。

彼の笑顔は私の悩みを全て吹き飛ばしてくれるものでした。

彼なら、私を救ってくれるかもしれないと私は感じていました。

こんなに優しい対応をしてくれる男性なんて、私の人生にいなかったのです。

彼の笑顔が忘れられない私は、また海斗さんとお話がしたいと思うようになりました。

また次の日も、海斗さんは恵子さんのお見舞いに来ていました。

私たちは廊下で顔を合わせました。

「今日も来ていただけたんですね」

そう私が言うと、彼は寂しそうに微笑みました。

「ええ。母には僕一人しかいないんです」

そう彼は言いました。

「僕、幼いころに両親が離婚して母に育ててもらったんですよ。だから僕しか頼れる人がいないんです」

私はそんな彼の言葉に胸が締め付けられるような気がしました。

なぜかというと、私もシングルマザーの元で育ったからです。

だから私は彼のことを他人事には思えませんでした。

そして私は、彼に自分の過去を打ち明けることにしました。

「私も母がシングルマザーで……」

そう私が言うと彼は驚いたようでした。

「そうだったんですか?みどりさんも?」

「はい」

「僕と同じですね」

そう言って彼はまた笑いました。

そんな笑顔を見て、私は母親想いの彼に完全に惚れ込んでしまいました。

私の人生にこんな人がいたら幸せなのかしら……

お付き合いできたらどんなに救われるんだろう、そう考えるのがやめられません。

「あの……よかったら今度一緒に……」

私は小さい声でデートのお誘いをしようとしました。

「みどりさん、週末に一緒に食事してくれませんか?」

なんと海斗さんがそう言ったのです。

「母のことでお世話になっていますし、お疲れのようですから気分転換になったらと思って……急ですみません」

「私も同じことを考えてました……!」

私たちは思わぬ偶然で、デートをすることになりました。

当日、私は緊張しながら食事のお店に入りました。

「美味しいですね、職場以外で誰かと一緒に食べるなんて久しぶりです」

海斗さんは笑顔でそう言いました。

「私、緊張してしまって……でも、すごくおいしいですね」

「そうですね、みどりさんと食べるとおいしいです」

海斗さんに褒めていただき、私は顔が赤くなってしまいました。

「顔が赤くなってますよ。かわいいですね」

そういって海斗さんに微笑まれて、私はもう彼のことしか考えられなくなってしまいました。

結婚には縁がないものとばかり考えて、仕事一筋でこれまで頑張ってきました。

自分が幸せになれるとは思っていませんでしたが、この人となら……

そう考えて、駅で別れるときに私は思い切って彼に告白しました。

「海斗さん、私と……付き合ってください!」

海斗さんは驚いた表情をしていました。

「いいんですか?僕なんかで」

彼は少し驚いているようでした。

「あなたじゃなければだめなんです。あなたとならなんでも乗り越えられそうなんです」

ありきたりすぎる言葉とはわかっていましたが、本心からの言葉でした。

「実は僕もそう考えていたんです。良ければこれから僕の家に来て飲みませんか?」

お互いに明日は休みだったので、私たちは海斗さんの家で飲むことになりました。

「ん、んぅ……」

彼の家の玄関のドアを閉めた途端、私たちはキスをし始めました。

冷静を装っていましたが、実はずっと性的にも興奮していました。

初めて男性とキスをするのに、私は彼のことが大好きになっていたので全く抵抗がありませんでした。

「海斗さん……好き……」

キスをしながらそう呟くと、彼は私の胸を揉みしだいてきます。

「あんっ、だめ……こんなところで」

「ごめんなさい。でも僕もう我慢できなくて」

そう言って彼は私をお姫様抱っこして寝室に連れていきます。

ベッドに優しく置かれると、彼は私に覆いかぶさってきました。

「みどりさん、脱がせますね……」

そういって彼は私の服を脱がせてきます。

彼の優しい手つきに私はどんどん興奮してしまいます。

私はついに下着だけになってしまいました。

「とっても綺麗です……触りたくなります」

私は秘部に触れられて声が出てしまいます。

「あっ、そこっ……ん!」

彼は下着も脱がせてきて、私は裸になってしまいました。

そして彼も服を脱ぎ始めます。

彼の引き締まった身体を見て、私はさらに興奮してしまいます。

「みどりさん……」

彼は私の胸にしゃぶりつきました。

「ああっ!だめ、ああっ!」

「かわいいですね」

そんな恥ずかしいことを言われて、私はますます感じてしまいます。

もう私のアソコはびしょ濡れでした。

彼は私の秘部に大きなあれをあてがいました。「入れますよ……」

「はい、来てください……ああっ!」

彼の大きなものが私の中に入ってきます。

「ああん!大きいっ」

私は思わずそう叫んでしまいました。

彼はゆっくりと動き始めます。

「あっ、あん、いいっ……!」

彼が動くたびに私は感じてしまいます。

もう何も考えられないくらい気持ちよくてたまりませんでした。

ゾクゾクとした快感が襲ってきて、私は声が抑えられません。

「あっ、海斗さん……好きっ!」

「僕も好きですよ」

彼はそう言ってさらに激しく動いてきます。

「ああっ!だめ、ああああっ!!」

もう限界が近くなってきました。

「海斗さん、もうだめっ!」

私がそう叫ぶと彼はさらに激しく動いてきます。

「ああん!イクッ、ああっ!!」

私はついに達してしまいました。

それと同時に彼のものが私の中に注がれました。

私たちはそのまま裸で抱き合い、そしてまたキスをしました。

数か月後、私たちは結婚式を挙げることになりました。

恵子さんは式場に来られませんでしたが、式の後に海斗さんと一緒に挨拶しに行きました。

「母さん、僕はみどりさんと結婚するよ」

海斗さんがそう報告すると、恵子さんはゆっくりと頷いてくれました。

これから幸せになることが、恵子さんへの感謝を伝える方法だと思います。

私は海斗さんと結ばれて本当に幸せです。

出会いは恵子さんのおかげで、本当に感謝してもしきれません。

これから私たちは、平凡だけど幸せな家庭を築いていこうと思います。

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