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Wバツイチ~キズもの同士【官能レベル】★★★☆☆

官能小説

Wバツイチ~キズもの同士 作:ひよ

私は30代後半で、バツイチのOLです。

結婚して幸せだった時期は確かにありましたが、元夫の不倫によって離婚することになりました。

離婚したての頃は、結婚なんてもういいや、なんて考えてもいました。

でも、時間と共にやっぱり今度こそ素敵な人と結ばれて幸せになりたい、という気持ちが大きくなっていきました。

しかし、日常には出会いなんてほとんどないのです。

周囲の友達や職場の同僚は幸せそうな既婚者ばかりで、劣等感を煽られます。

私は友達から紹介された結婚相談所や婚活パーティーに登録することも考えました。

しかし、私の年齢とバツイチでは相手にされないのではないかと心配していますし、お金もかかるので躊躇していました。

そんなある日、同僚の博美の誘いでバーに行くことになりました。

あまりお酒は得意ではないのだけど、オシャレな雰囲気には興味がありました。

それに、素敵な方との出会いもあるかもしれません。なんて思っていました。

バーに入店してしばらく同僚と話していると、ある男性が話しかけてきました。

ラフな装いでしたが、言動は紳士的な方でした。

私は当初緊張してうまく話せませんでしたが、その男性は優しく微笑んで話し終えるまで聞いてくれました。

しばらく彼と話すと、

健太という名前で、ビジネスで成功しているということ。

私と同い年で、今は恋人がいなくてフリーなこと。

「恋人は、今はいませんよ」

そう言った時の彼の表情がやけに気になりました。

さっきまで自信満々に話していたのに、その時だけは傷ついてきた人の目をしたからです。

それはまるで、私が元夫の不倫を知った時のようでした。

話は想像以上に弾み、博美もにやにやと私を見て、いい人見つけたわね、とからかってきました。

「律子さん、今度また一緒にどこかへ行きませんか?」

そう健太さんから誘われ、私は一旦は躊躇しましたが、すぐに喜んでOKしました。

私たちは連絡先を交換しあい、また会うことになったのです。

活発そうに見える彼と、内気な私。

正反対の私達ですが、なんとなく似たものを感じていました。

私と健太さんの相性は想像以上に良かったようで、一緒にいる時間がどんどん増えていきました。

それから何度かデートを重ね、私たちは交際を始めました。

健太さんは私と同い年なのにとても若々しくて、一緒にいると安らぎを感じさせてくれました。

いつも私を優しく気遣ってくれますし、仕事の悩みなども真剣に聞いてくれます。

しかし、ふと顔を見ると彼はどこか上の空で、何かを考えているように見える時がありました。

あるデートの日、どうしてたまに浮かない顔をしているのかを聞きました。

最初ははぐらかされてなかなか話してくれませんでしたが、私の真剣な顔を見てようやく話してくれました。

その内容は、私にとって衝撃的なものでした。

10年以上付き合って結婚した妻に不倫されて、バツイチになってしまってから他人を信じられなくなったこと。

それでも、バーで見かけた私になぜか惹かれて声を掛けたこと。

もう一度誰かを信じられるように、荒治療の目的で私と付き合ったこと。

「強引だと思っただろう?俺の事情に君を巻き込んで本当にごめん」

「巻き込まれたなんて思っていません。実は私も……」

事情を話すと、健太さんもとても驚いていました。

私のこともなんとなく訳アリだと気づいていたそうですが、まさか自分と同じ境遇だとは思ってもいなかったようです。

私たちは同じ境遇のふたりとして、夜遅くまで話し合いました。

「俺たちが出会ったのは、なんか…運命だね」

彼のその言葉がやけに心に残っています。

「ほんとに、運命…かも」

そう返すと、彼は幸せそうに微笑みました。

不倫され傷ついた者同士、というカミングアウトにより仲は深まり、私たちは同棲をすることになりました。

仕事面では優秀な代わりに、プライベートではどこかおっちょこちょいな彼を何度も支えてあげたり、手料理を作ってあげたりしました。

「律子さん、あなたは僕の女神のような人だ」

自分で言うのもなんですが、彼は私にぞっこんでした。私も仕事熱心で頑張り屋な彼のことを愛しています。

カミングアウトされたあの日、私はこの人のことを幸せにしてあげたいと思ったのです。

それと同時に、彼なら私を幸せにしてくれると思ったのです。

ある日のデートでのこと、健太さんが真っ直ぐに私を見つめて言いました。

「律子さん、君がいなければ僕はもう生きていけない。一生そばにいてほしい。何があっても」

「うん私も。私がずっと傍にいますよ」

彼のプロポーズに、男らしい答えを返しました。

プロポーズを受けた日の夜、健太さんはベッドに私を押し倒しました。

「律子さん、俺……」

「健太さん、あなたの全てを受けとめます。来て」

私たちはキスをして、腕を絡ませ合いました。

健太さんの温もりが、直に伝わってきます。

「愛してるよ、律子」

「私も」

健太さんは、何度も何度も私の名前を呼んでくれました。

私も彼の名前を何度も呼びました。

健太さんは私の秘部に手を伸ばしました。

「ああっ!あぁん」

私は今まで出したことのないような、淫らな声を出してしまいました。

「可愛いよ、律子」

健太さんはそう言いながら、私の秘部を指で愛撫します。

私は快感でおかしくなりそうでした。

「ああ……健太さん……」

「気持ちいいかい?」

「はい。とても……」

「じゃあ、もっと良くしてあげるよ」

健太さんは、私の秘部に顔を埋めました。

「えっ?やめて下さい……恥ずかしいです……」

私は足を閉じようとしましたが、健太さんはそれを許してくれませんでした。

「綺麗だよ、律子」

そう言うと、健太さんは私の秘部を舐め始めました。

私はもう限界でした。

「ああん!だめぇー!」

私は大きな声を上げて絶頂に達し、潮を吹いてしまいました。

健太さんは私の愛液を一滴も逃すまいと、全て飲み干してくれました。

「はぁ……はぁ……ごめんなさい……」

私は息も絶え絶えに言いました。

「いいんだよ、律子」

健太さんはそう言って微笑みました。

私は身体を起こし、彼の上に乗りました。

「今度は私が気持ちよくさせてあげます」

私は健太さんのものに、自分の秘部を擦り付けました。

そして彼のものが入ってくると、私は身体を反らせて感じました。

「ああ……律子……」

健太さんの声が、さらに艶っぽくなります。

私は、激しく腰を動かしました。

「ああ……律子……すごいよ……」

健太さんも突き上げるように腰を動かしてきました。

「あふぅ……あん……」

私はあまりの快感に、我を忘れていました。

もう頭が真っ白です。

私は獣のように無我夢中で腰を振り続けました。

「ああっ!もうダメだ!」

健太さんのものが脈打ち、私の中に温かいものが広がりました。

その瞬間、私は達して、全身が痙攣しました。

健太さんが私に倒れ込んできて、私たちは抱き合うようにして果てました。

「はぁ……はぁ……気持ちよかった?」

健太さんが息を切らせながら聞いてきました。

私は力が抜けてしまって、返事ができませんでしたが、その代わりに何度も頷きました。

「ありがとう、すごくよかったよ」

そう言って微笑むと、私の頭を撫でてくれました。

その優しい手つきに安心しきった私は、そのまま眠りに落ちました。

心から愛する人の腕の中で眠った私は、この上なく幸せでした。

健太さんも私も過去の傷なんて埋め尽くされていました。

その後、交際は順調に続き私たちは、ハワイで結婚式を挙げることになりました。

健太さんと私の家族と友人たちはもちろん、出会いのきっかけをくれた博美も参列してくれました。

彼女があの日私をバーに誘っていなければ、この出会いはありませんでした。

博美に感謝するとともに、健太さんにもありがとうの気持ちを忘れません。

お互いに同じ痛みがわかるからこそここまでわかりあえたのです。

私たちは目を合わせると、なんだか照れくさくなって笑いました。

何があっても、私と健太さんはずっと一緒です。

むふふな画像

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